できマウスとは?
「できマウス。」
※正式には「。」がつくようです。
障害者のIT支援において、もはや必修科目と言っても過言ではない機器です。
できマウスはスイッチをパソコンに接続するための機械です。
パソコンは一般的にマウスとキーボードで操作しますね。
しかし、上肢障害があるとそれらが上手く操作できないことがあります。
場合によってはスイッチなど別の機器のほうが良い場合があります。
このような場合に、できマウスは活躍します。
できマウスの形式
できマウスはパソコンとスイッチの接続を中継してくれる機器です。
できマウスは一方がUSBコネクタに、他方が3.5mmモノラルプラグが差し込めるようになっています。
できマウスは制作者のホームページから購入できます。
バージョンアップされて今は「できマウス3Ai。」のようです。
障害者IT支援におけるできマウスの位置づけ
できマウスは障害者IT支援や特別支援教育などで広く活用されています。
できマウスが有用な点は主に2つあります。
1つは価格の安さ
もう1つは設定の幅の広さです。
できマウスは種類にもよりますがおよその価格は12,000円。
これが高いと感じるか安いと感じるかは人にもよるでしょが、
障害を持った方向けのIT機器の類では安い方です。
また、できマウスは設定ソフトを工夫することで様々な設定ができます。
できマウスを設定するためのソフトは1つではなく、いろんなソフトが使えます。
これもできマウスのいいところ。
できマウスの設定ソフトで最も有名なのは「JoyToKey」でしょう。
「できマウス」と「JoyToKey」の組み合わせにより、身体障害を伴う方のパソコン操作にかなり対応できます。
まとめ
できマウスはスイッチをパソコンに接続するための機械です。
障害者のIT支援において、もはや必修科目と言っても過言ではない機器です。
できマウスはその価格の安さと設定の幅の広さで発売当初から人気の機器です。
現在は周辺機器の種類も増え、ますます自由度が高い機器となっています。
できマウスはパソコン用の機器が最初でしたが、今ではiPad用の物もあり、パソコン・タブレットいずれのスイッチ操作もサポートしています。
「JoyToKey」や「HeartyLadder」などいろんなソフトと組み合わせることで無限のニーズに対応できます。
参考資料
『できマウス』(製作者のホームページ)2018年11月17日検索