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どんなときにどんな気持ちになるのか。感情の例

公開日:2017年7月9日

どんなときにどんな気持ちになるのでしょう。
人がどんな気持ちになるかを推し量ることは大切なコミュニケーションスキルです。

感情を理解し、共感し、相手の気持ちに配慮して接する。
簡単なようで難しいことです。
 
 
 

物をあげるとき

 
一般に人からプレゼントをもらうことは嬉しいものです。
ですので基本的にはプレゼントをあげる行為は相手を喜ばせます。

ただし、プレゼントはあくまで相手との関係性ができている上でのものです。

どちらかと言えば、
プレゼントを渡すことで相手との距離が縮まるわけではありません。
プレゼントを渡せるくらい相手と親しい関係なれた人がプレゼントを渡すから喜ばれるのです。

相手との関係性ができていないのに、
いきなり高価なプレゼントを渡すことは相手を喜ばせません。

関係性ができていないのにプレゼント渡す行為は相手に「不安」であったり「恐怖」を与えます。
「どうしてこんなに高価なものをいきなりくれたんだろう」と相手に思われてしまいます。
 
 
 

話を聞くこと

 
人は話したいものです。
だから相手に自分の話を聞いてほしいものです。

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人は話を聞いてもらえると嬉しいものです。
けれどこの「嬉しさ」は例えばプレゼントをもらったときの「嬉しさ」とは少し違います。

プレゼントをもらうときのような嬉しさは、
相手の好意を感じ、プレゼントはなんだろうと考える
「わくわくした嬉しさ」です。

一方で、話を聞いてもらえたという「嬉しさ」は、
相手が共感してくれた。相手が自分のために時間を使ってくれた。
相手が自分を大切にしてくれているという
「安心感を伴う嬉しさ」です。

相手の話を聞かず、自分の話ばかりする人といても人は「寂しさ」を感じるだけです。
「自分の意見を聞いてくれない」というのは「悲しい」ものです。

また、相手の話を聞いても、
「それは違う」「あなたが悪い」「そこはこうしたほうがいい」と
否定したりアドバイスをし過ぎれば人は「苛立つ」ものです。

話を聞くとは相手を肯定し、相手と共感するということです。
 
 
 

褒めること

 
人は褒められると嬉しいものです。

心理学的に、
人は外見より内面を褒められるほうが「嬉しい」です。

そして外見を褒めることは必ずしも喜んでもらえるとは限りません。
外見を褒めることは相手を「不快」にしたり「虚しく」させたりする可能性もあります。

外見を褒めるときは、内面が反映されている外見を褒めましょう。
その人がその人のセンスで選んだ洋服。
似合っているアクセサリー。
ケアを怠らないが故にきれいな肌。
外見を通してその人のセンスや人格、内面を肯定するのです。
 
 
 

褒めること②

 
けれど過剰に褒めることは人を喜ばせません。
不適切な褒め方は相手を「嫌な気持ち」にします。

相手を好意的に見て、相手のことを肯定するから褒めることができるのです。
だから相手も「嬉しい」のです。

過剰に褒めることは、事実に即さない場合があります。
お世辞は誰でも言えるのです。
口だけなら何とでも言えます。

口先だけで褒められたって嬉しくありません。

それどころか、
大して自分のことを見ようとしないのに口先だけで褒めてくる人に対しては、
腹が立ったり嫌な気持ちになるものです。信用できないのです。

 
 
 
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