物語

どうして信号の赤で止まるの?【読み聞かせ】

公開日:2018年1月10日

寝る前や、ちょっとした時間の子供への読み聞かせに。
 
 
 

どうして信号の赤で止まるの?

 
信号には、人が使う信号と車が使う信号があります。
人が使う信号は赤色と青色があります。
車が使う信号は赤と青と黄色があります。

信号が赤になったときは止まります。
青のときは進みます。
黄色は「もうすぐ赤になりますよ」という意味なので、気をつけます。できるだけ止まります。

どうして信号の赤で止まるのでしょう?
人が使う信号が赤のときは、車が道路を通ります。
道路は人と車が交代で使っています。
信号が赤なのに進むと、車とぶつかってしまうかもしれないのでとても危ないです。

だから私達は、信号をよく見ます。
信号が赤のときは、道路を渡らないようにします。
 
 
 

緑色なのに、どうして青?

 
信号の「青」は、実際は緑色に見えますね。
それなのに、なんで「青」と言うのでしょう?

私達が住んでいるところは、日本という国です。
日本は昔から、緑と青は少し似ているので、まとめてどちらも青色と言うことがありました。

例えば、生まれたてのきれいな緑色の葉っぱを「青葉」と言ったりします。

信号の色は緑色だけど、青色と呼ぶのはそのためです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

あとがき~保護者の方へ~

 
信号を見て自分で渡るかどうかの判断ができるのは5歳前後とされています。
信号を見ることは、お子さん達が安全に生活する上で大切な能力の一つですね。

幼い頃から、お子さん達はたくさんのルールを教えられ、学んでいきます。
その情報量は子供にとって洪水のようでもあります。

時として、ルールを守ることが優先され、理由を考えることが後回しになることもあります。

往々にして、幼い頃のお子さんは、「○○はしたらダメ」ということがわかっていても「なんでダメなのか」がわからないものです。

信号が赤のときにわたってはいけないのは、車が来てぶつかったり怪我をする可能性があり危ないからです。

「先生にダメって言われたから」とか「お母さんに怒られるから」ではありません。

このように、親子の会話の中で、物事の本質を確認する機会を持つことはとても重要です。

物事の本質を理解したり、論理的に物事を考えることができるようになるのは6歳前後です。

「信号はなんで赤じゃあ渡っちゃダメなのかなあ?」
そんなふうに、子供と一緒に考える機会を持つことは大切です。
もしかしたら、得意げに子供が教えてくれるかもしれません。
 
 
 
 
 
 
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