読み書き 4歳児の発達

4歳児が描ける絵ってどんな感じ?~小児発達学より~

公開日:2018年5月14日

4歳児が描ける絵ってどんな感じなのでしょう?
 
 


 
 

およそ4歳児が描く、人の絵

4歳というのは保育園・幼稚園の年少さんに相当する時期です。
その年度に4歳の誕生日を迎えるお子さんが年少さんになります。

補足記事:年少さんって何歳? 子供の年齢区分、名称一覧

そんな4歳頃のお子さんが描く絵はこんな感じです。

例えば人の絵です。

以下、その根拠を見ていきます。
 
 
 

子供の絵と発達

絵というものは練習量によってかなり上手・下手の差があります。
大人でも、プロの漫画家と普段絵を描かない人では雲泥の差でしょう。
そのため、大人になると年齢と絵の技術が無関係になります。

一方で、幼児期といった幼い頃だと状況がまた異なります。
幼い頃の場合は絵の描き方がその子の発達の目安として参考になる場合があります。
1歳前後で歩き始める赤ちゃんが多いように、人間の初期の発達は割と似通っているからです。

子供の発達を知る目安として、グッドイナフ人物画知能検査というものがあります。
これは子供が描いた絵からその子のおおよその発達をみることができる比較的珍しい検査です。

補足記事:【検査】グッドイナフ人物画知能検査とは?

この検査を参考にすると、
およそ4歳前後のお子さんは先述のような絵を書くことが予測されます。

以下、4歳前後のお子さんが描く絵を分析していきましょう。
 
 
 

4歳前後の子が描く絵のポイント

顔と胴体がある

まず、一番のポイントが胴体があること
3歳前後のお子さんだと顔から直接手や足が出ている絵も珍しくありません。
顔があり胴体があり、胴体から手や足が出ていることがポイントになります。
 
 

最小限の顔のパーツ

目や口といった最小限の顔のパーツがある。
ちなみに耳や鼻でもOK。
いずれにせよこの時期は顔のパーツを2種類くらい描けるのがポイント。
 
 

不完全ながら髪の毛

お子さんによっては髪の毛を描ける子もいるかもしれません。
この時期の髪の毛は上記にあるような「線をちょんちょんちょんと描いた」ような感じでOK。
 
 

手と足2本ずつ

手と足は2本ずつ。胴体から出ています。
絵のような線だけでもこの時期はOK。
 
 
 

まとめ

人というのは誰もが目にしていますし、描こうと思うとけっこうパーツが多い。
人の絵は他の物や動物と違ってその人の能力が出やすいです。

上記のようなポイントが4歳児の描く絵のポイント。
4歳前後は顔に胴体がくっついて人を描くことができ始める時期です。

しかしながら、先述の通り絵はかなり個人差があるジャンルです。
例えば体を描けないけれど、顔はまゆ毛やまつ毛なども細かく描くお子さんもいるかもしれません。
それはそれでOKです。

ですので、あくまで参考程度に。

お子さんが絵を楽しく描くことが一番なので。
 
 
 

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参考資料

-読み書き, 4歳児の発達

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