およそ5歳児が描ける絵ってどんな感じなのでしょう?
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およそ5歳児が描く、人の絵
5歳というのは保育園・幼稚園の年中さんに相当する時期です。
その年度に5歳の誕生日を迎えるお子さんが年少さんになります。
補足記事:子供の年齢区分、名称一覧
そんな5歳頃のお子さんが描く絵はこんな感じです。
例えば人の絵です。
以下、その根拠を見ていきます。
子供の絵と発達
絵というものは練習量によってかなり上手・下手の差があります。
大人でも、プロの漫画家と普段絵を描かない人では雲泥の差でしょう。
このように、大人になると年齢と絵の技術が無関係になります。
一方で、幼児期といった幼い頃だと状況がまた異なります。
幼い頃の場合は絵の描き方がその子の発達の目安として参考になる場合があります。
1歳前後で歩き始める赤ちゃんが多いように、人間の初期の発達は割と似通っているからです。
子供の発達を知る目安として、グッドイナフ人物画知能検査というものがあります。
これは子供が描いた絵からその子のおおよその精神年齢をみることができる比較的珍しい検査です。
補足記事:【検査】グッドイナフ人物画知能検査とは?
この検査を参考にすると、
およそ5歳前後のお子さんは先述のような絵を書くことが予測されます。
以下、5歳前後のお子さんが描く絵を分析していきましょう。
5歳前後の子が描く絵のポイント
顔のパーツ
顔のパーツが増えてきます。
比較的簡単な目・鼻・口に+αといった感じ。例えば眉など。耳などでも◎
どのパーツが一番重要というわけではなく、どれだけレパートリーが持てるか。
4種類くらいを目安に。
洋服
体や顔だけでなく、洋服(のようなもの)が追加されていきます。
簡単なものでOK。ボタンや洋服の柄など。
「洋服を意識しているな」とわかればOKです。
不完全なディテール
この段階ではまだ髪の毛や手足などがただの線であることも多いです。
もちろんそうでないお子さんもいますが。
いずれにせよ、洋服の存在など細かな部分に着目できる一方で、その細かさがまだ不完全なわけです。
まとめ
人というのは誰もが目にしていますし、描こうと思うとけっこうパーツが多い。
人の絵は他の物や動物と違ってその人の能力が出やすいです。
上記のようなポイントが5歳児の描く絵のポイント。
5歳前後は顔のパーツが増えたり洋服などの装飾品に意識が向いたりと、細かな点に着目し始める時期です。
しかしながら、先述の通り絵はかなり個人差があるジャンルです。
例えば体を描かないけれど、顔はまゆ毛やまつ毛なども細かく描くお子さんもいるかもしれません。
それはそれでOKです。
ですので、あくまで参考程度に。
お子さんが絵を楽しく描くことが一番なので。
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