およそ6歳児が描ける絵ってどんな感じなのでしょう?
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およそ6歳児が描く、人の絵
6歳というのは保育園・幼稚園の年長さんに相当する時期です。
その年度に6歳の誕生日を迎えるお子さんが年長さんになります。
補足記事:子供の年齢区分、名称一覧
そんな6歳頃のお子さんが描く絵はこんな感じです。
例えば人の絵です。
以下、その根拠を見ていきます。
子供の絵と発達
絵というものは練習量によってかなり上手・下手の差があります。
大人でも、プロの漫画家と普段絵を描かない人では雲泥の差でしょう。
このように、大人になると年齢と絵の技術が無関係になります。
一方で、幼児期といった幼い頃だと状況がまた異なります。
幼い頃の場合は絵の描き方がその子の発達の目安として参考になる場合があります。
1歳前後で歩き始める赤ちゃんが多いように、人間の初期の発達は割と似通っているからです。
子供の発達を知る目安として、グッドイナフ人物画知能検査というものがあります。
これは子供が描いた絵からその子のおおよその精神年齢をみることができる比較的珍しい検査です。
補足記事:【検査】グッドイナフ人物画知能検査とは?
この検査を参考にすると、
およそ6歳前後のお子さんは先述のような絵を書くことが予測されます。
以下、6歳前後のお子さんが描く絵を分析していきましょう。
6歳前後の子が描く絵のポイント
顔と髪型
6歳頃になると顔のパーツはある程度描くことができます。
そして特徴的なのが髪の毛。
それまでの線を何本も描く描き方から「髪のある頭」を1つのパーツとして描くことができます。
結果、頭を塗りつぶし頭皮の見えない髪型を作ることができます。
体の細かなパーツ
体の細かなパーツも認知できるようになっていきます。
例えば首。また、手の指などの描写も見られ始めます。
バランスに意識が向いていない
細かなパーツを描きだし、かなり過不足のない絵に近づいていくのが6歳頃。
一方で、まだ6歳前後の絵は体のバランスが不完全です。
例えば手足と胴の長さのバランスがとれてなかったり、四肢の関節がなかったり。
まとめ
人というのは誰もが目にしていますし、描こうと思うとけっこうパーツが多い。
人の絵は他の物や動物と違ってその人の能力が出やすいです。
上記のようなポイントが6歳児の描く絵のポイント。
6歳頃は目に見てわかる身体パーツは一通り描けるようになってくる一方で、
関節やプロポーションなどバランスをとることに意識が向いていない時期です。
しかしながら、先述の通り絵はかなり個人差があるジャンルです。
顔の描き方は不完全だけれど洋服はかなり細かく描いたり、体の描き方は稚拙でも顔は瞼や瞳をきちんと意識していたり。
そのお子さんそのお子さんで力が入っているディテールは異なります。
それはそれでOKです。
ですので、あくまで参考程度に。
お子さんが絵を楽しく描くことが一番なので。
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