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エナジードリンクは何歳から?
エナジードリンクを飲む場合は、18歳以降が無難と考えられます。
ただしエナジードリンクの類は一時的な効用を期待する嗜好品である面が強く、飲まないで済むならできるだけ飲まないほうが健康上は好ましいと考えられます。
解説
エナジードリンクの何が健康に良くないか?
エナジードリンクの種類は多々ありますが、一般的にはレッドブル、モンスターエナジー、リアルゴールドなどが該当すると思います。
エナジードリンクを摂取する上で危惧する点は、カフェインなど刺激的な成分が多分に含まれている点です。
これらは覚醒作用をはじめ様々な効用を一時的に得ることができますが、常飲するのは健康上好ましいとは言い難いです。
エナジードリンクカフェイン量
製品によって異なりますが、エナジードリンクのカフェイン量は製品1本あたり36~150mgと考えられています。
ちなみにコーヒーの場合カフェインの量は100mlあたり約60mgです。
エナジードリンクを100mlで換算すると、多い物はカフェイン量が300mgに達します。
カフェインの1日あたりの摂取量の目安
食品安全委員会によると、1日のカフェイン摂取量の目安は13歳以上で2.5mg/kg体重です。
仮に体重が50kgの中学生であれば、2.5×50なので1日のカフェイン摂取量目安は125mgとなります。
さらに成人であればカフェイン摂取量の目安いは1日400mg程度です。
エナジードリンクの摂取年齢
以上のような経緯からか、英国保健社会福祉省(DHSC)はエナジードリンクの販売禁止対象年齢の上限として、16歳又は18歳を提案しています。
またラトビア、リトアニアなど子供へのエナジードリンク販売をすでに禁止している国の場合、その年齢を18歳に設定しているようです。
これらは海外の動きではありますが、子供のエナジードリンク摂取について参考になる情報と言えます。
またDHSCは、カフェイン含有量が150mg/Lを超える全ての飲料(茶又はコーヒーを除く)を「高カフェイン含有」と位置づけ、子供・妊婦・授乳婦へは摂取を推奨しないとしています。
参考資料
『食品中のカフェイン』(食品安全委員会)2021年9月8日検索
『英国保健社会福祉省(DHSC)、子どもへのエナジードリンク販売を禁止することに関し意見募集』(食品安全委員会)2021年9月8日検索