はじめに
社会的失言検出課題の問題例をいくつか作っています。
正式なものではなく、あくまで一例としての問題文です。
「失言に気づく」にはある程度の場数が必要だと思うので、ソーシャルスキルの一環として読んでいただけると幸いです。
社会的失言検出課題は心の理論における誤信念課題の1つです。
そのため
失言検出課題とは?
失言検出課題の設問の構成
といった内容をご理解の上で例題に目を通していただけると理解が深まると思います。
社会的失言検出課題の問題集
おわりに
失言課題と言われれば、問題文の中に失言が含まれると考えながら読んでしまいがちです。
しかし実生活では失言や気まずさがあるかもしれないしないかもしれない状況で人間関係を見ないといけません。
失言の検出力が重要です。
そのため失言検出課題を行う場合でも、「失言はない」という可能性も視野に入れながら解いたほうがより有意義でしょう。
補足記事(心の理論について)
参考資料
『「心の理論」の二次的信念に関わる再帰的な心的状態の理解とその機能』(京都大学学術情報リポジトリ)2020年10月2日検索
『「心の理論」は必要か』(学習院)2021年1月14日検索
『高機能自閉症、アスペルガー症候群の心の理論の発達 : 失言課題成績の定型発達児との比較を通して』(公益財団法人 明治安田こころの健康財団)2021年1月14日検索
『児童期における見かけの泣きの理解の発達 : 二次的誤信念の理解との関連の検討』(日本発達心理学会)2020年10月2日検索
『自閉スペクトラム症者における「気まずさ」の認識に関する探索的研究』(日本発達心理学会)2020年10月2日検索
『心の理論の神経基盤に関する研究動向』(明星大学)2021年1月14日検索
『嘘を求められる場面での幼児の反応 : 誤信念課題との比較から』(日本発達心理学会 J-STAGE)2020年9月7日検索
『自閉症児への「心の理論」指導研究に関する行動分析学的検討』( 心理学評論刊行会 J-STAGE)2020年9月7日検索
『内省能力と二次的信念の理解との発達的関連 : 再帰的な思考の役割から』(日本発達心理学会)2020年10月2日検索
『児童期における再帰的な心的状態の理解』(日本教育心理学会)2020年10月2日検索