失言課題

【失言課題】ガシャポンのトラブル|空気を読む練習とソーシャルスキル

公開日:2021年11月11日


 
 

はじめに

「社会的失言検出課題」の例です。
正式な検査ではなく、数をこなして練習できるようあくまで例題です。

失言検出課題とは?
失言課題の設問意図の解説

といった内容をご理解の上で例題に目を通していただけると理解が深まると思います。

 
 

問題文

ミホは6歳の娘であるユキと一緒にショッピングモールに買い物に来ていました。
買い物が一通り終わったとき、店内のガシャポンが目に入ったユキはそれをやりたいと言いました。
駄々もこねず最後まで買い物に着いてきてくれたユキ。ミホはたまにはいいかなと思いました。
「1回だけよ」ミホは言いました。
お金を入れ、ユキと一緒にガシャポンのハンドルを回しますが、カプセルが引っ掛かったのか出てきません。
また、返金レバーを押してもお金も出てきません。
店員さんにミホは相談します。
店員さんはしばらくガシャポンの様子を見て、「申し訳ありません。中の調子が悪いようです」と言いました。
そして鍵を使ってガシャポンを開けて「よかったらお好きな物をおひとつどうぞ」と店員さんは言いました。
「ありがとうございます」ミホは言いました。
「ありがとうございます」ユキも言いました。

 
 
 

質問

①気まずいことや言うべきでなかったことを言った人はいますか?

「いる」場合、以下の設問にも解答します。

②気まずいことを言った人は誰ですか?

③なぜそれを言うべきではなかったのでしょう?

④なぜその人はそのように言ったと思いますか?

⑤その人は何を知っていて、何を知らなかったですか?

⑥相手はどのように感じましたか

 
 
 
 
 
 

答え

①いない(いないため、以下の設問は省略)

 
 
 

解説

お店の設備や機械が故障することは時として起こります。
これに対し店員さんは謙虚であり、またミホ達も決して威圧的ではありません。
特に失言や気まずい言動はないと考えられます。

今回店員さんはガシャポンが故障してしまったために、機械の中を開けて直接ミホ達にカプセルを渡します。
このとき店員さんは、本来ランダムであるガシャポンの景品をミホ達に選んでもらいます。
機械が故障し手間をかけたミホ達へのサービスであることがわかります。

 
 
 

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