失言課題

【失言課題】結婚式の動画|空気を読む練習とソーシャルスキル

公開日:2021年3月22日


 
 

はじめに

「社会的失言検出課題」の例です。
正式な検査ではなく、数をこなして練習できるようあくまで例題です。

失言検出課題とは?
失言課題の設問意図の解説

といった内容をご理解の上で例題に目を通していただけると理解が深まると思います。

 
 

問題文

会社員のミホとユキは、メグミの結婚式のお祝いメッセージ動画を作っています。
ミホはメグミの同期であり、ユキは同じ部署の先輩にあたります。
ミホとユキは部署内の人達からそれぞれお祝いのメッセージを言ってもらい、それをまとめて動画にしようと思っています。
昼休み、メグミがいないオフィスで同じ部署のアキラとアケミのメッセージ動画を撮ろうとしています。
そこへメグミが休憩室から早めに戻っていきました。
「この時間に戻るのは珍しいね」ミホが言いました。
「うん、ちょっと書類印刷を済ませておこうかと思ってね」メグミは言いました。
「休憩時間だけどごめんなさい、それだったらにコピー用紙を取りに行くの手伝ってもらえないかな?私も今取りに行こうと思ってて」ユキは言いました。
「いいですよ」メグミは言いました。

 
 
 

質問

①気まずいことや言うべきでなかったことを言った人はいますか?

「いる」場合、以下の設問にも解答します。

②気まずいことを言った人は誰ですか?

③なぜそれを言うべきではなかったのでしょう?

④なぜその人はそのように言ったと思いますか?

⑤その人は何を知っていて、何を知らなかったですか?

⑥相手はどのように感じましたか

 
 
 
 
 
 

答え

①いない(いないため、以下の設問は省略)

 
 
 

解説

サプライズのためのメッセージ動画を撮ろうとしていたら、予定外に本人が来てしまったというシチュエーションです。

なんとか一次的にメグミに席を外してもらうため、ユキがそれらしい用事を作っています。

慌ただしいシチュエーションではありますが、特に人間関係にひびが入るような失言はないと考えられます。

「昼休み中にコピー用紙を取りに誘う先輩のユキはパワハラではないか」という意見もあるかもしれませんが、そもそもメグミ自身が早めに仕事をしようとしていた点、ユキはあくまで動画撮影を隠すために言っている点から、失言に該当するほどの発言ではないと解釈できます。

 
 
 

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