失言課題

【失言課題】店員に間違えられたとき|空気を読む練習とソーシャルスキル

公開日:2021年3月4日


 
 

はじめに

「社会的失言検出課題」の例です。
正式な検査ではなく、数をこなして練習できるようあくまで例題です。

失言検出課題とは?
失言課題の設問意図の解説

といった内容をご理解の上で例題に目を通していただけると理解が深まると思います。

 
 

問題文

ヒロシは仕事で着るスーツを買うため洋服店に来ました。
ヒロシがスーツを見ていると、店員がやってきて「試着もできますので気になる物はおっしゃってください」と言いました。
「ありがとうございます。もう少し見てみます」とヒロシは言いました。
店員は会釈をしてレジの向こうに行きました。
ヒロシがスーツを見てる後方には、同じくスーツを見てるアキラがいました。
アキラは仕事帰りでありスーツを着ています。
ヒロシとアキラは面識がありません。
しばらくスーツを見たヒロシは、気に入りそうな物を見つけました。
ヒロシは少し店内を見渡し、「すみません、これを試着したいのですが」とアキラに言いました。

 
 
 

質問

①気まずいことや言うべきでなかったことを言った人はいますか?

「いる」場合、以下の設問にも解答します。

②気まずいことを言った人は誰ですか?

③なぜそれを言うべきではなかったのでしょう?

④なぜその人はそのように言ったと思いますか?

⑤その人は何を知っていて、何を知らなかったですか?

⑥相手はどのように感じましたか

 
 
 
 
 
 

答え

①いる

②ヒロシ

③アキラは店員ではないから。

④ヒロシはアキラを店員だと勘違いしたから。

⑤ヒロシはアキラがお客さんであるということを知らなかった。

⑥店員と間違えられ、アキラは困った気持ちや気まずい気持ちになった。

 
 
 

解説

洋服店や雑貨屋など、店員さんが私服であり一見するとお客さんと区別がつきにくいシチュエーションはたまにあります。

問題文においてヒロシは試着ができることを店員さんに言われました。
しかし声をかけられた店員さんはヒロシが試着をしたい頃には別の場所に行っていました。
これにより、ヒロシは近くにいたスーツを着た男性であるアキラを店員さんと勘違いして声をかけてしまいます。

 
 
 

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