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GCS(Glasgow Coma Scale)とは? 意識レベルの評価方法

公開日:2020年8月24日


 
 

GCSとは?

GCSとは、意識障害の程度を評価する方法の1つです。

「Glasgow Coma Scale(グラスゴー・コーマ・スケール)」の頭文字を取って「GCS(ジーシーエス)」と呼ばれています。

意識レベルの簡易評価法の中では世界的に広く使われている評価になります。

 
 
 

GCSの意義

救急医療において意識レベルの判定は非常に重要な意味を持ちます。

また、何をするにしてもその人が覚醒できているかどうかはパフォーマンスに影響します。

意識レベルの評価はどの医療分野においても基礎的な評価の1つとも言えます。

しかしながら意識レベルの評価だけに時間を費やすわけにはいきませんから、

意識レベルの評価は客観的かつ簡便なものである必要があります。

意識レベルの評価において日本ではJCSが簡便であり一般的ですが、

海外に目を向けるとGCSが主流です。

GCSはJCSより評価項目がやや多くなっています。

 
 
 

GCSの実際

GCSは「E」「V」「M」のそれぞれの合計点で評価します。
満点は15点となり、点数が低いほど重症になります。

具体的には

開眼機能(Eye opening)「E」
4点:自発的に開眼
3点:強く呼びかけると開眼
2点:痛み刺激で開眼
1点:開眼なし

言語機能(Verbal response)「V」
5点:見当識あり
4点:混乱した会話
3点:不適当な発語。会話が成立しない
2点:意味不明な発声
1点:発語なし

運動機能(Motor response)「M」
6点:命令応じて可
5点:痛み刺激に対して手で払いのける
4点:指への痛み刺激に対して四肢を引っ込める
3点:痛み刺激に対してかんじょな屈曲運動(除皮質姿勢)
2点:痛み刺激に対
してかんじょな伸展運動(除脳姿勢)
1点:運動みられず

となります。

 
 
 

おわりに

医療にせよなんにせよ、客観的な尺度は海外でも使えるもののほうがいいのかなと個人的には思います。

一方で、救急医療をはじめとした医療現場では

客観的な評価を他者と共有できることが大切になってくるので、

日本では普及の状態からGCSよりJCSのほうが使うことが多いのではと思います。

 
 
 

補足記事

 
 
 

参考資料

『摂食嚥下障害の評価 2019』(日本摂食嚥下リハビリテーション学会)2020年8月3日検索

『Japan Coma Scale(JCS)や Glasgow Coma Scale(GCS)』(日本脳卒中学会)2020年8月3日検索

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