子供が勉強するには?
ゲームばっかりする、テレビやスマホばっかり見ている。
そうやって子供が勉強や宿題を全然しない。
そのためテレビを見れないようにしたり、
ゲームやスマホを没収する家庭もあるでしょう。
ゲームやスマホを取りあげれば、子供の勉強時間は増えるのでしょうか?
すごく当たり前と言えば当たり前ですが、
子供が勉強しないのはそもそも「勉強をする習慣」がないからであって、単にゲームやスマホ・テレビの時間を制限しても勉強時間は大して増えません。
以下、もう少し詳しく。
娯楽の制限と子供の勉強時間の関係
教育経済学者の中室牧子氏の調査によると、
子供に1時間ゲームをやめさせると、
男の子なら1.86分、
女の子なら2.70分、
平均して勉強時間が増えたそうです。
なんと子供のゲームの時間を1時間やめさせても、勉強時間は2分くらいしか増えないのですね。
身の蓋もないですが、
勉強する習慣が身に着いていなければ、ゲームやスマホを取り上げても別の娯楽に逃げるだけのようですね。
まあ、これは大人でも身に覚えがありますよね。
娯楽も適度ならOK
ゲームでもテレビでもスマホでも、適度に楽しむ分は問題ありません。
娯楽は適度に楽しんで、
それとはまた別の話で勉強をする習慣をつける。
娯楽と勉強を混ぜて考えるから問題が複雑になるのです。
おわりに
やはり子供自身が「勉強しよう」「勉強は楽しい」と思える習慣作りが大切で、
単に娯楽を取り除いても勉強時間に効果的な影響は得られません。
手間はかかるかもしれませんが、
一緒に勉強の楽しい思い出を作っていくことが結局は子供が勉強する近道なのだと思います。
そう考えると、
「じゃあ親はちゃんと勉強してたかなあ」と振り返ると、ちょっと耳が痛いですねw
いずれにせよ、
娯楽を取り上げるだけ・「勉強しなさい」と言うだけなど楽な子育てじゃあ効果はたかが知れているといったところなのでしょう。
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