鼻をかめるようになるのは何歳から?
ティッシュなどを使って自分で鼻息を勢いよく出し、溜まった鼻水を排出する。
子供が自分で鼻をかめるのって何歳頃なのでしょう?
個人差はありますが、
子供が自分で鼻をかめるのは4歳前後からです。
以下、もう少し詳しく。
「鼻をかむ」ことの大切さ
「鼻をかむ」とは、鼻から勢いよく息を出して、鼻水を外に出す行為です。
幼い頃は鼻をすすることはできても、鼻水を外に出すことはなかなかできないものです。
それが成長するにつれて、次第に鼻水を出すことができるようになっていきます。
鼻水を外に出せることは、感染症の予防や中耳炎や副鼻腔炎の防止につながる大切な生活習慣です。
そんな「鼻をかむ」という行為は、何歳くらいからできるようになるのでしょう?
子供の発達を知る目安として、遠城寺式乳幼児分析的発達検査というものがあります。
遠城寺式によると、
鼻をかむのはおよそ3歳4カ月~3歳8カ月に相当する発達であることがわかります。
また、類似した資料で、津守式乳幼児精神発達質問紙によると、
鼻をかむのは4歳頃の習慣であることがわかります。
以上より、
鼻をかむのは4歳前後くらいからできることが予想されます。
4歳の生活面
4歳とは保育園や幼稚園の年少さんに相当する時期です。
4歳頃は生活面において自分でできることが増える時期です。
歯磨き、顔を洗う、お尻を吹くなど身の回りのことが自分でできはじめ、子育てが少し楽になってくる時期でもあります。
生活が自立していく一方で、親からすれば手がかからなくなっていく我が子に寂しさと嬉しさを感じる時期でもあります。
まとめ
生活習慣というのは環境に左右される部分が大きいので、一概に何が何歳頃にできるとは言い難いものです。
しかしながら、一般的な目安として、
鼻をかむのは4歳頃にできる生活習慣です。
4歳頃というのは、不完全ではありますが、顔を洗ったり、歯磨きをしたり、お尻を拭いたりといった身の回りのことが自分ででき始める時期です。
子供の頃というのは何かと病気になりやすい時期です。
鼻水をそのままにしておくと、中耳炎などのリスクもあります。
鼻水が溜まったら、ティッシュでこまめに鼻をかむ習慣を促しましょう。
また、その際はあまり強くかんだり拭きすぎないように。
しっかり鼻水を出して、鼻を拭くときは皮膚を痛めないように優しく拭くことを指導します。