八方美人は人から信用されませんし、場合によっては人から嫌われます。
一方で、誰からも好かれて信用される人というのがいます。
両者の違いはなんでしょう?
八方美人な人と、コミュニケーションが上手な人の違いを考えます。
八方美人な人は、自分から誰とでも仲良くなろうとします。
誰とでもプラスの関係を築こうとします。
その過程で、上っ面だけのことを言ったりします。
コミュニケーションが上手な人は、嫌いな人であってもきちんとした対応をします。
相手のことが嫌いだからといって、相手をぞんざいに扱いません。
好きな人とプラスの関係を築きつつ、嫌いな人ともマイナスな関係にならないように努力します。
八方美人な人は、自分の考えをコロコロ変えます。
そうやって相手の常に共感したり賛同しようとします。
つまり考えを変えて言うことを同じにするのです。
コミュニケーションが上手な人は、自分の考えを変えません。
けれど状況によってオブラートに包んだり別の言い方をしたりします。
つまり考えは一貫していて言い方を臨機応変に変えるのです。
八方美人な人は、誰とでも仲が良いことが透けて見えます。
誰とでも内緒話をする
誰とでも飲みに行く
誰とでも遊びに行く
それらを当たり前のように話す。
結局、「私じゃなくてもいいんだ」と周りが思ってしまいます。
一方でコミュニケーションが上手な人は、
実際がどうであれプライベートがいい意味で見えません。
「本当に仲が良い人としか遊んでいない」イメージがついているのです。
コミュニケーションが上手な人は、「あなたより仲が良い人が他にいます」感をわざわざ出さないのです。
例えばAさんとBさんは仲が悪いとします。
八方美人は誰と誰が仲が良いかを考えず誰とでも仲良くしようとします。
Aさんと仲良くするれば、Bさんにとってはおもしろくありません。
そういう心情を配慮できません。
コミュニケーションが上手な人は、
誰と誰が気が合い仲が良いか悪いかを敏感に察知できます。
自分がAさんと仲が良いなら、Bさんとの関係はほどほどにします。
補足記事:誰と誰が仲が良いかを考えるのは人間関係ですごく重要
八方美人は多趣味なフリをします。
社交的なのでいろいろなことをやってみます。
けれど、どれも中途半端です。
人と関わろうとしているだけで、本当にその趣味に興味があるわけではないからです。
本当にその趣味をやっている人から見れば、中途半端な人はすぐにわかります。
コミュニケーションが上手な人は、
相手の趣味を否定しません。けれど安易に手を出したりもしません。
他人の趣味を肯定してくれます。
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