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ハードグミは何歳から?
一般に、グミの中でも硬く噛み応えがあるものをハードグミと言います。
ハードグミは子供に食べさせても大丈夫でしょうか?
各家庭の自由ではありますが、
ハードグミを食べさせる場合は6歳以降が無難と考えられます。
解説
子供の咀嚼能力
子供の咀嚼能力(噛む力)は幼児期後半(3歳~6歳)頃から習熟していくと考えられます。
これは奥歯(臼歯)が生えそろう時期に起因します。
(もちろん6歳頃からなんでも硬い物が食べられるかといえば個人差はあります。)
ハードグミは大人でも噛み応えを感じる非常に硬いお菓子です。
またその弾力やサイズ感も相まって誤飲の不安もある食べ物です。
ハードグミを食べさせる場合はしっかりと噛む力が身についてからがいいでしょう。
また初めて食べさせる場合はしっかり親が見守り、食べ方を教えてあげる必要があります。
具体的には、誤飲を防ぐために咀嚼中は立ち回らないなどです。
大人向けの成分
ハードグミは主に大人をターゲット層にした商品と言えます。
商品によってはカフェインなど刺激的な成分が入っている物もあります。
過剰摂取でなければそこまで気にする必要はないでしょうが、やはりこれらは嗜好品ですので不必要な摂取は避けたいところです。
例えばカフェインの1日あたりの摂取量は日本においてあまり厳密に決まっていませんが、カナダのデータなどでは4~6歳で45mgという目安もあります。
節度を守れば幼児期でもカフェインは許容範囲の成分であることがわかります。
まとめ
グミは子供の咀嚼能力を促す一方で、嗜好品の域を出ません。
特にハードグミはその硬さから誤飲の危険性も大きいので、子供に食べさせる場合は十分気をつけます。
個人差はありますが、6歳以降であれば咀嚼能力もそれなりにつきはじめ、またハードグミ特有の大人の成分にも対応できるかもしれません。
参考資料
『1歳半児の咀嚼力と養育者の児への食事提供の実態』(厚生労働統計協会)2018年5月6日検索
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