筆算は何年生から?
足し算・引き算の筆算は2年生から、掛け算の筆算は3年生、割り算の筆算は4年生から習うと考えられます。
小学校では1年生の内に「さくらんぼ計算」などで数の基本的な概念を学びます。
そして学年が上がるにつれて扱う数が大きく複雑になり、筆算を用いていきます。
解説
「2年生」
2年生では2桁の足し算・引き算を中心に筆算を学んでいきます。
また2年生では1桁の掛け算、つまり「九九」が始まるのが特徴的です。
九九は計算と言うよりはほぼ暗記ですから、コツコツと日々練習する学習習慣が非常に大切と言えます。
「3年生」
3年生では「2桁×2桁」や「3桁×2桁」といった掛け算の計算を中心に筆算を学んでいきます。
また足し算・引き算については3桁や4桁など数がより大きいものを扱います。
数が大きくなってくるので、慌てず落ち着いて計算する習慣が大切です。
「4年生」
4年生では「3~4桁÷1~2桁」の割り算を中心に筆算を学んでいきます。
またこれら筆算を用いて数を見積もるなど、より実用的な考えを学習していきます。
算数は単に式を解くだけでなく、文章問題を理解したりこれら算数の力を生活に活かしていくことも大切です。
宿題などを通して計算だけでなく文章題の解き具合も見てあげると有意義でしょう。
参考資料
『小学1年生における計算学習の現状と課題 : 1年生の算数指導に関わった経験のある教員への質問紙調査と1年生への調査を通して』(植草学園短期大学)2022年6月3日検索
『数表記・数詞・具体物の三項関係に関する論考』(京都女子大学)2022年06月03日検索
『小学校学習指導要領解説算数編(後半)第3章 各学年の内容』(文部科学省)2022年06月11日検索
『インタラクションを通した数の概念の獲得』(人工知能学会全国大会論文集)2022年06月11日検索
『学習指導要領「生きる力」 第2章 各教科 第3節 算数』(文部科学省)2022年6月11日検索