人間関係の教科書

独り言が大きくならないように気をつける|大人の発達障害とソーシャルスキル

公開日:2020年11月5日

大人の発達障害あるいはコミュニケーションが苦手な人のための、ソーシャルスキルのページです。
 
 


 
 

独り言が大きくならないように気をつける

物事に集中していたり、
誰かにかまってほしいとき、
独り言が大きくなってしまうことがあります。

言葉には自分の内側の言葉と、相手に伝えるための外の言葉があります。

内の言葉と外の言葉をしっかり切り分けて使うように心がけます。

 
 
 

独り言の種類

物事に集中したときの独り言

物事に集中して周りが見えなくなると、自分の考えが言葉になって外に漏れることがあります。

重たい物を持つときに「よいしょっ」と声を出すように、

人間は自分の言葉で自分を制御・コントロールしている面があります。

言葉は人とコミュニケーションをとるためだけでなく、自分の言動を調整する機能もあるわけです。

物事に集中するのは悪いことではありません。

しかしこの調整機能としての言葉が大きくなりすぎると、やはり周囲との調和がとれなくなります。

できるだけ独り言に気をつけて、もしも言葉が漏れたときは「すみません」と謙虚な気持ちでいることが大切です。

 
 

誰かにかまってほしいとき

誰かにかまってほしいとき、独り言が大きくなることがあります。

誰かと話をしたいけれど、なんて話していいかわからない。

そういうときに、相手が自分に興味を持ってくれて相手から話しかけてきてくれたら楽です。

けれどそれは、自分の伝えたいことを上手に伝えられているとは言えません。

大きい独り言で誰かにかまってもらうのを待つのは、いささか未熟なコミュニケーションです。

相手と自然に会話をするには、どんな言葉かけをすればいいか。

それを考え、自分のコミュニケーション能力を上達させることが独り言を減らすことになります。

 
 
 

おわりに

独り言は多くの場合、他人からすればおもしろいものではありません。

誰しも自分に向けられた自分に興味を示してくれている言葉がうれしいものです。

人との関りにおいて自分に興味を持ってもらうことは大切ですが、

まずは自分が相手に興味を持つことが大切かと思います。

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