独り言は何歳から?
子供が一人で遊びながら、独り言を言っている。
その独り言はおもちゃでのごっこ遊びのようでもあれば、まったく脈絡のない言葉であったりもする。
とにかく四六時中しゃべっている感じ。
そういった時期が、子供にはよくあります。
子供の独り言は、言葉が増えだしたときによく見られる発達の過程の1つです。
個人差はありますが、
3歳前後は独り言が非常に多い時期であったりします。
子供の言葉が増える時期
一般的な発達において、
子供はおおむね1歳頃に「ママ」など意味のある単語を話し始めます。
そして、
2歳頃には「ママ、みて」など2語文を話し始めます。
以後、そのレパートリーが増えていきます。
言葉は一定のペースで少しずつ増える場合もありますが、ある時期を境に急激に増えることもあります。
他の発達もそうですが、
言葉の発達においてもペースは必ずしも一定ではなく、
たくさんの経験を蓄積しながらある日に突然花開くというのは珍しくありません。
独り言と子供の発達
子供の発達を見る検査に、KIDS乳幼児発達スケールというものがあります。
子供の全体的な発達を見ることができる、専門家も現場で重宝する検査です。
上記によると、
子供が遊びながらよくしゃべる様子は3歳2カ月頃によくある傾向のようです。
おわりに
独り言とはその内容にもよって捉え方も変わるので一概には判断しいくいですが、
「最近うちの子は四六時中しゃべってる感じだなあ」
と感じることは、子育てを経験した人にはわりと「あるあるネタ」だったりします。
子供は言葉の発達においてある時期は言葉が一気に増えてそれを絶えず口にしたい時期があります。
これは自分が覚えたこと・知ったことを口にするので会話という観点で見ると脈絡がなかったりしますが、大事な成長過程です。
こうやってたくさんお話し、そして今度はより相手と噛み合う会話へと移行していきます。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧