補助輪あり自転車は何歳から?
補助輪付きの自転車に乗れるのは5~6歳頃と考えられます。
もちろん練習量やその子の運動発達の状況によるので個人差はあります。
自転車の練習はその子が楽しんで行うことも重要であり強いるものではありません。
一方で練習時期としては就学前後が1つの目安となるでしょう。
解説
補助輪付き自転車に乗ることと運動発達
子供の発達を見る検査に、ポーテージ早期教育プログラムというものがあります。
子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・訓練方法の1つです。
これによると、補助輪付きの自転車に乗ることは5~6歳頃の発達と位置付けられています。
また、津守式乳幼児精神発達質問紙によるとこちらでは補助輪付き自転車は6歳頃の運動発達と考えらえています。
このように、補助輪付きの自転車に乗ることはおおむね幼児期の終盤であることがわかります。
また上記の検査を参考にすると、補助輪なしの自転車は6歳半ば頃から乗ることが可能であることが示唆されており、おおむね就学前後には(練習を行っていれば)自転車に乗ることができるようになると予想できます。
協調運動の発達
自転車はペダルをこぎながらハンドルを操作するという身体全体の協調した運動が必要です。
身体のバランスをとることはもちろんですが、周囲に目を向けながら適切に走る・止まる・曲がるといった操作が必要です。
このため自転車は単なる運動だけでなく、認知的な能力も必要と言えます。
初めて自転車に乗る場合、そもそもペダルと漕ぐという動作に不慣れな子が多いです。
そういう意味では小さい頃に三輪車などでペダルをこぐという経験は良い刺激になるでしょう。
また、最近ではストライダーなどペダルのない幼児用の二輪車があるので、こちらではバランスをとる練習が行いやすいでしょう。
いずれにせよ自転車の練習をする場合は子供が恐怖感を覚えないよう段階を踏んで楽しんでやることが大切です。