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認知行動療法(CBT)の流れ
前回のページで、児童期の不安障害については認知行動療法が有意義であることを述べました。
このページでは認知行動療法による介入の具体例を挙げていきます。
児童の不安障害に対するCBTは、不安の症状を一緒に整理した後に段階的なエクスポージャーを行います。
解説
児童の不安障害へのCBT
日本不安症学会の論文に、児童期の不安障害に対する認知行動療法の例があります。
このプログラムでは1回60~90分のセッションを8回行います。
認知行動療法の段階
不安症状について整理する
まずは心理教育にて介入します。
不安症状について理解し、自分の問題について理解・整理を行います。
不安な気持ちを言葉や数字で表す練習
こちらも心理教育と言えます。
自分の感情の問題を観察できるスキルと、感情を言葉で表現するスキルを身につけることを目指します。
感情の程度を数字で表現する練習なども有意義です。
場面と感情の切り分け
認知再構成法に該当します。
不安を引き起こす状況と、それに伴う感情を区別することを学びます。
その間に個人の考え方が含まれていることを理解します。
多様な考え方があることを確認する
認知再構成法です。
自分の考え以外の考えの存在に気づくように練習します。
「場面」ではなく、「考え」が「気持ち」を定めていることを理解しましょう。
柔軟な思考パターンを生み出す練習です。
適応的な考えと不適応的な考えがあることを知る
認知再構成法です。
「考え」は適応的な思考と不適応な思考の2種類があることを学びます。
柔軟で多様な「考え」の中から、自分に合った適応的な思考を見つけ出す練習をします。
不安階層表を作る
エクスポージャーに入っていきます。
まずはエクスポージャーについての心理教育を実施します。
実際に参加者が困っている場面について「不安階層表」を作成し、実際にエクスポージャーする場面を選択していききます。
エクスポージャーとリラクセーション
こちらもエクスポージャーの段階です。
エクスポージャーの効果を再確認します。
加えてリラクセーションの練習を行います。
そのあと、実際に参加者が不安を感じる場面について、セッション内でエクスポージャーを行います。
今後のエクスポージャーの計画
学習のまとめになります。
これまで学んできたことを復習し、今後のエクスポージャーの計画を立てます。
参考資料
石川信一、坂野雄二(2004)『児童期の不安障害に対する認知行動療法の展望(展望)』(一般社団法人 日本認知・行動療法学会)2026年9月9日閲覧
石川 信一(2017)『日本における子どもの不安症に対する認知行動療法』(日本不安症学会)2026年9月9日閲覧


