iPadやiPhoneの拡大鏡機能
iPadやiPhoneには拡大鏡の機能があります。
拡大鏡とは平たく言うと虫眼鏡です。
iPadやiPhoneのカメラ越しに文字を大きくして読むことができるので、老眼鏡代わりや特別支援教育の道具として使用できます。
アクセシビリティとしての拡大鏡
「アクセシビリティ」とはそもそも「アクセスのしやすさ」という意味の単語ですが、近年は「障害があってもなくても扱いやすい機能や機器」を指すことも増えてきました。
とりわけ、近年世間的にも認知度が高まっている「発達障害」や「学習障害」のお子さんに対して、どうテクノロジーを活かしていくかは注目されています。
iPadやiPhoneにはそういった障害があっても扱いやすくする設定が複数あり、その1つが拡大鏡です。
タブレットは当然ながら画面上の文字を大きくすることは容易いですが、
iPadやiPhoneは拡大鏡機能によりカメラ越しに紙媒体の文字も大きく見ることができます。
これにより、弱視など「見ること」が苦手なお子さんの補助が可能になります。
拡大鏡の設定
拡大鏡の設定は、
「設定」→「アクセシビリティ」の「拡大鏡」をオンにします。
これにより、ホーム画面でホームボタンをトリプルクリックすると拡大鏡が起動します。
おわりに
拡大鏡は平たくいうと虫眼鏡で、できることは虫眼鏡と同じです。
ただ文字を大きくして学習効率を上げたいなら、メガネや虫眼鏡、拡大教科書など他の方法もあります。
学習障害や発達障害に対してタブレットやスマホの活用は便利ではありますが唯一の方法でもありません。
なんでもタブレットで兼ねようとすると逆に不便だったりコストがかかったりすることもあります。
デジタルな方法とアナログな方法、両方知ってケースバイケースで使い分けるといいでしょう。