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子供へのじゃんけんの教え方
子供へじゃんけんを教える場合、段階を踏んで少しずつ慣れていきましょう。
具体的には、
まずはタイミングを合わせて何らかの手を出すことに慣れ、
じゃんけんのルール(勝敗)を理解し、
じゃんけんを用いて何かを公平に決めることを学んでいきます。
以下、もう少し詳しく解説していきます。
じゃんけんと子供の発達の解説
じゃんけんの練習・教え方
タイミングを合わせて手を出す
まずはグー・チョキ・パーの手の形をできるように手先の器用さを練習します。
そしてこれらを「ジャンケンポンッ」の掛け声で瞬間的に出せるように慣れていきます。
じゃんけんの第一歩は、周りのタイミングに合わせてじゃんけんの手を瞬間的に出せることからです。
勝ち負けを理解する
タイミングを合わせて手を出せるようになると、ひとまずじゃんけんの雰囲気は成立します。
次に実際にルールを理解してもらいます。
グーならパーの勝ち、
パーならチョキの勝ち、
チョキならグーの勝ち。
これらを覚えてもらいます。
一旦同じタイミングで出すことはお休みして、
大人が出した手に勝てる手を出す練習などをしてルールを覚えてもらいます。
大人が実際に手を出して、「グーに勝てるのはなんでしょう?」などのようにクイズを出していきます。
子供が正しく答えることができてきたら、クイズのテンポを速くして理解をよりスムーズにしていきます。
こうしてルールを覚えた後に、実際にじゃんけんをしてみます。
ジャンケンポンッとじゃんけんをし、
どっちが勝ったのかを子供に聞いて理解度を確認します。
じゃんけんを方法として使う
最後にじゃんけんをゲームとして「目的」ではなく、何かを公平に決める上での「方法」として使えるように経験していきます。
勝ったほうが余ったお菓子をもらえる。
勝ったほうが先におもちゃを使う。
負けたほうがおもちゃを片付ける。
などなど、
「もし~(勝ち・負け)だったら~する」という勝敗に応じて行動が変わることが理解できるようにしていきます。
こうしてじゃんけんをゲームから方法へと昇華していきます。
また、慣れてきたら3回勝負や5回勝負など回数を重ねたルールを用いてもいい練習になるでしょう。
おわりに
子供の発達には個人差がありますから、
あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。
実生活ではその子自身のペースを大切にしてあげましょう。
一般的にじゃんけんは物事を公平に決める方法の1つとされます。
何か物事を決めるとき、自分からじゃんけんを提案できるかも大切な指標の1つです。
「自分が自分が」ではなく、公平な決め方・話し合いを提案できるのは大切なコミュニケーション能力です。
補足記事