ジェンガは何歳から?
昔ながらのおもちゃでありながら、シンプルで今なお人気の「ジェンガ」。
家族やみんなでわいわいやると楽しいですよね。
ジェンガって何歳くらいからできるものなのでしょう?
ジェンガにはいろいろなシリーズや類似品があるので一概には言えませんが、シンプルな物なら
ジェンガは大人が手伝いながらなら早くて3歳、6歳以降になってくるとそれなりにできるのではないでしょうか。
以下、これらの根拠を。
ジェンガの対象年齢の設定
ジェンガの対象年齢って何歳に設定されているのでしょう?
正直、ジェンガって似たような商品も多いですね。
商品によってばらつきはありそうですが、
Amazonなどで検索してみると、
ジェンガは対象年齢が6歳以上に設定されている物が多いです。
では、もう少し掘り下げて、
ジェンガを遊ぶにはどんな小児発達の背景が必要かも考えてみます。
ジェンガと小児発達学
ジェンガを積むこと
ジェンガは直方体の積み木を積んで、それを倒さないように引き抜く遊びですね。
子供の正常発達の目安を知るものの1つに津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
これによると、
1歳半ばくらいから、子供は積み木を積むということができはじめます。
当然この時期はまだ2つか3つ積む程度ですが。
さらに年齢を重ね、
3歳頃になると積み木を倒れないようにするという「スリル」を楽しみながら積み木を積めるようになってきます。
ジェンガ遊びはまさにこの「倒れないようにするスリルを感じる」という点が非常に重要ですね。
順番を守ること
ジェンガは一人でも楽しいですが、みんなでやればもっと楽しそうですね。
ジェンガを複数名で行うためには、みんなが1回ずつ順番に引き抜くというルールが理解できないといけません。
子供の発達をみる検査の1つであるLCスケールによると、
2人で1つの物を交互に行う「順番」がわかるのは2歳後半相当とされています。
当然ながら、2人のときと5人のときでは順番の把握の難易度は異なるでしょうが、
少なくとも誰かと順番でゲームをやるという感覚は2~3歳頃に芽生えはじめそうです。
まとめ
以上のように、ジェンガの基本の対象年齢は6歳です。
一方で、子供の発達の背景を考えると、
引き抜く動作を手伝ったり、順番やルールを促したりすることで3歳以降ならそれなりに成立しそうです。
当然、子供の発達には個人差がありますから、あくまで目安ですが。