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人生ゲームの7代目と6代目の違い

7代目にあたる「人生ゲーム2016ver. 」は、6代目と異なり4つの追加エリアがあります。
「繰り返し遊んでも飽きない」工夫が以前から見られた人生ゲームですが、7代目はその点に特に磨きがかかっています。
解説
人生ゲーム2016ver.の解説
「人生ゲーム2016ver.」は、2016年に発売された人生ゲームのスタンダード版の7代目にあたります。
前モデルである6代目が2008年の発売だったので、およそ8年ぶりのリニューアルということになります。
人生ゲームは様々な種類がありますが、スタンダード版についてはどの代もおおむね「人生ゲーム」と記載さています(5代目は「人生ゲームEX」となるなど一部例外はあります)。
7代目も同様に箱には「人生ゲーム」と記載されています。
4つの追加エリア
人生ゲーム2016ver.の最大の特徴は、付属する4つの追加エリアで組み合わせの妙を楽しめる点です。
人生ゲームに限らずですが、双六遊びは繰り返し遊ぶうちに「マスの性質と位置がわかって飽きる」という弱点があります。
前モデルである6代目および5代目は、上から重ねることができる追加ボードを付属し飽きにくくしていました。
大きなボードを重ねるギミックは楽しいですし、追加ボードを外しメインと並列にすれば大きなコースも楽しむことができます。
しかし並列した際の、ルーレットのスペース分のぽっかり空いた穴はなんとも寂しい印象です。
これに対して、7代目は、メインのボードの周辺に追加エリアを接続する手法をとります。
さらに追加エリアは4分割されているので、様々な組み合わせで遊ぶことができます。
ボードを重ねるダイナミックさはありませんが、7代目は歴代の人生ゲームのどれよりもコースのバリエーションが豊富で非常にお得な構成となっていると思います。
リニューアルしたピン
7代目は車にさすピンがリニューアルされるなど、細かい点も改善されています。
具体的にはピンの差し込み部分は従来通り細く、中央分はやや太くなっています。
これにより、非常に若干ではありますが小さい子が扱いやすくなっています。
便利になったお札入れ(お札立て)
簡易ではありますが、7代目はお札立てがケースになっています。
ケースは卵パックのような非常に薄手のプラスチックですが、以前まではお札立ては紙製だったので大きな進歩と言えます。
紙製のお札立ては繰り返し遊ぶうちにボロボロになるというのは人生ゲームあるあるではないでしょうか。
そういう意味では、簡易とはいえ紙製ではないお札立てが付属している点はありがたいです。
参考資料
『人生ゲーム』(タカラトミー)2022年3月19日検索