臨床実習で落ちる人の特徴
勉強ができなくて実習に落ちる人はほぼいません。
多くの場合、病院側(バイザーになる人)は学生を「落とそう」とするのではなく「人材育成の力になろう」という善意があります。
臨床実習で落ちる人の多くは、生活態度が悪い人です。
あるいは、バイザー側に問題がある場合です。
解説
生活態度が悪い人
学力が低い、医療的な着眼点が鈍いなど、能力的な面で実習を落とされることは少ないです。
学生にやる気があれば、きちんと指導しようと頑張るバイザーが多いです。
問題なのは実習に対してやる気がない学生や、やる気がうまくバイザーに伝わっていない(空回り)学生です。
提出物を出さない、レポートがネットのコピペであるとバレバレ、遅刻をする、言葉遣いや服装が悪いなど、そもそも実習の実施に差支えがある人が実習を落とされます。
やる気がうまくバイザーに伝わっていない学生
実習で落ちる危険性がある学生のパターンで、やる気が空回り・うまく伝わらない学生が挙がります。
悪い人ではないのですが、どこか噛み合わずうまくその真面目さがバイザーに伝わらない、あるいは誤解されてしまうというケースです。
そういう学生は「自分の努力をうまく周囲に(嫌味にならないように)アピールする」スキルが必要です。
これは一種のコミュニケーションとも言え、働く上で役に立つスキルの1つでもあります。
代表的なものが「わからないときは素直に人に聞く力」です。
医療現場はリスク管理が特に重要な仕事場であり、わからないことを素直に事前に人に確認する力は大切です。
わからないことを聞くということは、バイザーからしたら何を教えたらいいか明確になるということでもあります。
積極的に質問することはバイザーからすればやる気が伝わりますし、質問するぶん学生とバイザーの会話が増えます。
人は接する時間が長いほど相手に好意を持つものです。
積極的に質問しバイザーとの関係性を良くすることで、バイザーも学生に愛着が湧き実習を合格にしたいという気持ちも強まるでしょう。