教育現場での経験や発達心理学を基に、アニメの対象年齢などを考えていきます。
呪術廻戦は何歳から?
呪術廻戦の内容をある程度理解して楽しむ場合、小学校後半以降が1つの目安になるのではと考えます。
ただし呪術廻戦は特に規制が設けられている作品ではないので、最終的には家庭や個人の判断になるかと思います。
呪術廻戦の解説
作品の解説
呪術廻戦は呪いを扱うダークファンタジーであり、ジャンルとしては能力系の王道バトル漫画になります。
呪術廻戦の特徴は大きく2つあると考えられ、
1つは呪いを扱うストーリー上、恐怖感を煽るグロテスクな表現が度々ある点と、
もう1つは戦闘における戦略や展開に複雑さが比較的見られる点です。
登場人物達は一定の条件を満たすことで自身の能力を使え、その能力で敵と戦います。
この「条件の厳しさ」と「能力の強さ」のバランスが戦略にも影響し、より複雑な心理戦につながっていきます。
このような演出は漫画「ハンターハンター」などにも見られ、年齢層が高くなるほど読み応えがありますが、逆に低年齢層になると「わかりにくい」「理屈っぽい」という印象を与えがちです。
対象年齢の考察
呪術廻戦は週刊少年ジャンプに連載されている作品です。
週刊少年ジャンプの読者は10~15歳の年齢層が比較的多く、呪術廻戦もこのあたりの年齢層を意識した作品であることがわかります。
一方で、先述のように呪術廻戦は比較的複雑なストーリー展開とグロテスクな描写があり、週刊少年ジャンプの中でも低年齢層にはやや刺激が強い作品ではないでしょうか。
また週刊少年ジャンプの読者層は10~15歳に次いで16歳以上の読者層も比較的多い媒体です。
こういった背景から、
呪術廻戦は週刊少年ジャンプが想定する読者層のどちらかというと後半の世代のほうが、内容を深く理解し楽しめるのではないでしょうか。
補足記事
参考資料
『少年コミック誌』(雑誌広告ドットコム)2020年7月1日検索