心理学

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長生きできない人の特徴と性格|ビッグ・ファイブ理論(心理学)

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長生きできない人の特徴と性格

 あくまで傾向の話ですが、

 性格因子において「誠実性」が低い人はそうでない人より死亡率が高い傾向にあるようです。

 ここで言う「誠実性」とは人の性格を5つの要素で考える「ビッグファイブ」における因子の1つです。

 
 
 

解説

ビッグファイブとは?

 ビッグファイブとは、人の性格を5つの要素で考える理論のことです。

 「ビッグ・ファイブ理論」「5因子理論」など言い方は様々ですが、性格分析において有名な手法の1つです。

  • N:神経質傾向(Neuroticism)
  • E:外向性(Extraversion)
  • O:開放性(Openness to Experience)
  • C:誠実性(Conscientiousness)
  • A:調和性(Agreeableness)

 ビックファイブにおいて人の性格は上記のような5つの要素のバランスで説明されます。

 このうち誠実性は、ルールを守る秩序や忠実さ、目標達成のために長期的な取り組みを行える達成努力や自制心に関連します。

 
 

寿命と性格

 寿命とパーソナリティの関係を調べていたハワード・フリードマンは、(知能と人生の関連を調べるために)子供達が大人になるまで追跡調査を行っていたルイス・ターマンのデータを活用します。
 子供達を人生を追跡調査する中で、無事成人する者もいれば不幸にもなくなってしまう者も当然ながらいました。
 そして彼ら・彼女らの人生とパーソナリティ特性に関連がないか調査しました。

 結果、死亡の大きな予測要因として、誠実性の低さが挙げられました。

 仮説としては誠実性の低い人は喫煙や飲酒といった健康的でない行動に軽率な傾向が否めず、これらが最終的な死亡率の高さにつながっているのではと考えられます。

 
 
 

ビッグ・ファイブ理論とは?

 
 
 

参考資料

ダニエル・ネトル(Daniel Nettle)(著)、竹内 和世(翻訳)『パーソナリティを科学する―特性5因子であなたがわかる』白揚社、2009年
 

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