まず始めに共感する
人と会話をするときは、
まず始めに相手に共感するようにします。
相手の心情を汲み取るということですね。
よく人に相談されてすぐに解決策だけ言う人がいます。
しかし、人は往々にして感情を共有した上で話したいものです。
そのため、まず共感して、解決策は二の次です。
感情を共有することが会話の土台になる
「Aさんってよく遅刻するんだよね」とBさんが言ったとします。
このとき、BさんがAさんのことを批判しているのか庇いたいのかで、会話の流れは大きく変わります。
同じ文章でも、その人がどういう感情なのかで、意味は変わります。
BさんはAさんのことを批判したいのに、
「でもBさんにも何か理由があったのかもしれないよ」
と言っても、そういうことじゃないんですよね。
相手の気持ちが読めないと、「違う、そういうことじゃない」というコメントをしてしまいがちです。
共感のある会話
例えばAさんのことを批判したい上で、「Aさんってよく遅刻するんだよね」とBさんが言っているのなら、
「そうなんだね。Bさんずっと待ってたもんね。Aさんの遅刻癖は困りものだね」というように、Aさんによって困るBさんに共感します。
反対に「Aさんってよく遅刻するんだよね」と言いつつも、BさんがAさんを好意的に思っているなら、
「ほんとAさんって時間に関してうっかりだよね。Bさんもまたかあって思ったでしょ(笑」など和やかな雰囲気にします。
おわりに
共感をするというのは、互いの会話や気持ちの方向性を揃えるということです。
誰かと何かをするときはなでもそうですが、バラバラの方向を向いていてはいいものは作れません。
会話も同じで、互いの気持ちや感情が同じ方向を向いて初めて有意義な会話ができます。
会話は感情を共有することで、0か100の2択ではないもっと微妙でグラデーションのある結論を出すことができます。
その他の記事