家事手伝いは何歳からできる?
子供が家事の手伝いをできるのは何歳頃からでしょう?
家庭環境や生活習慣、また何を「家事」としどこまでを「お手伝い」とするかで判断は難しいですが、
5歳前後くらいから家事手伝いが様になってくると考えられます。
解説
家事手伝いができる年齢
子供の発達を見る検査に、ポーテージ早期教育プログラムというものがあります。
子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・訓練方法の1つです。
上記によると、家事の一部を20分程度手伝えるのは4~5歳頃、家事の1つを受け持つことができるのが5~6歳頃の生活習慣に相当すると考えられています。
「家事ができる」の定義と段階
一口に「家事手伝い」と言っても、何をどの程度するかでその難易度は様々でしょう。
今回は「洗濯物をたたむ」や「家族の食器をキッチンに持っていく」など簡単なもので考えます。
家事手伝いはその内容もさることながら、それがどのように習慣化されているかもポイントです。
つまり、その家事の一部を行うだけなのか、全部できるのか。
言われたらできるのか自分からできるのかなどです。
「家族の食器をキッチンに持っていく」を例にすると、小さい軽い食器だけ持っていけるのか、ある程度の大きさであればどれでも持っていけるのか。途中で飽きてしまうのか最後まで全部できるのか。
言われたら持っていけるのか、それとも食事の時間になると自分から動けるのかなどです。
家事手伝いの習慣形成の目安
4~5歳頃であれば、家事の一部でいいのでまずは興味を持って行える環境を作るといいでしょう。
時間については20~30分程度でおさまる範囲が目安でしょう。もちろんはじめはこれより短くてもいいでしょう。
そして5~6歳頃に、簡単なものなら言われなくてもできる習慣化を目指してみてもいいかもしれません。
さらに、「朝ごはんの食器運びは○○ちゃんのお仕事」などのように役割を決めてみてもいいでしょう。
ただし、これはあくまでお手伝いを「楽しめる」範囲で行います。
あまり厳密に「仕事」にしてしまっては望ましくありません。
また、これらはあくまで目安であり、実際は家庭環境や子供の発達状況によって異なるでしょう。
子供の頃はたくさん遊んでいろんな経験をしていく時期です。家事手伝いもその1つです。
あまり強制せず、その子が主体的に楽しめるような配慮の下で行いましょう。