手先の器用さの対象年齢考察

子供が髪を自分で結べるのは何歳から?

公開日:2024年8月24日


 
 

髪の毛を自分で結べるのはいつから?何歳から?

 自分の髪を結ぶ行為は、髪の長さや結び方、生活習慣によって個人差が大きいと考えられます。
 このため厳密な時期はないでしょうが、

 目安としては6歳前後、保育園の年長さんあるいは小学校1年生頃には、自分で髪を結ぶことができるのではないかと考えられます。

 もちろん不十分さはあるかもしれませんし、結び方や髪の長さで仕上がりは異なるでしょう。

 
 
 

解説

自分で髪を結ぶことの位置付け

 冒頭で述べた通り、髪を結ぶ動作は個人差が大きいと考えられます。
 このため年齢にこだわりすぎるのは不毛かもしれません。

 しかしながら、いつまで子供の髪を結んであげるべきか。
 いつから子供に髪を自分で結ぶよう教えてあげるべきか。
 親としては悩むこともあるでしょう。

 子供の発達を踏まえ、自分で髪を結ぶ目安の時期について考えていきます。

 
 

自分で髪を結ぶ際のポイント

 自分で髪を結ぶ場合、主に2つの力がポイントになると考えられます。

  • ヘアゴムで髪を束ねるなどの手先の器用さ
  • 自分の目で直接は見えない頭部を扱う感覚

 髪を結ぶ場合は両手を使って髪とヘアゴムを扱う器用さが必要です。
 これは右手と左手がそれぞれ異なる役割で異なる動きをする左右の分離した運動が必要です。

 また、髪を結ぶ場合その全貌を直接目で見ることはできませんし、仮に鏡を使っても左右が反転した手の動きとなります。
 このため目で見るだけでなく手探りで髪を扱える感覚が必要になります。

 
 

子供の手先の器用さの発達

 個人差はあるものの、子供はおよそ5歳前後から片結びなど簡単な紐の結び方が可能となっていきます。

 また7歳前後には蝶結びなど比較的複雑な結び方も練習すれば可能になることが多いです。

 もちろん紐を結ぶ行為と髪を結ぶ行為は別物です。
 しかしこういった手先の発達の過程を踏まえると、髪をヘアゴムで束ねるといったごく簡単な結び方であれば6歳前後から可能であると考えられます。

 三つ編みなど複雑な結びは難しいかもしれませんが、長い髪をヘアゴムで束ねるといった簡単な生活動作であれば年長から就学頃にかけてチャレンジしてみてもいいかもしれません。

 小学生になると一日の多くの時間を学校で過ごし、また着替えを行ったり遊びの中で結んだ髪がほどけることもあるでしょう。
 日々の生活の中で少しずつ自分で髪を結ぶ練習を行うことは有意義でしょう。

 
 
 

参考資料

-手先の器用さの対象年齢考察

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