片足で立てるのは何歳から?
子供が片足立ちできるのは何歳頃なのでしょう?
個人差はあるでしょうが、
子供が片足立ちできるのはおよそ3歳頃と考えられます。
解説
子供の運動発達と片足立ち
子供の発達を知る目安として、遠城寺式乳幼児分析的発達検査という検査があります。
遠城寺式によると、片足で2~3秒くらい立てることはおよそ2歳9カ月~3歳0カ月相当の発達とされています。
このように、
子供は1歳くらいから立ち・歩きはじめ、
2歳頃から階段を上ったり、ぴょんぴょんとジャンプし、
3歳頃には片足で立てるバランス感覚が身についてきます。
片足立ちをすることの意味
片足立ちは当たり前ですが身体のバランスがとれなければ難しいでしょう。
しっかりと立ち身体を支え、なおかつ片足でそれを行う。
片足立ちは体幹の安定とバランスが必要です。
片足立ちをすることが何か実生活で具体的に役立つわけではありませんが、子供の運動発達の指標としては代表的なものの1つと言えます。
片足立ちができないときは?
子供が適齢期を過ぎても片足立ちができないときはどうしたらいいのでしょうか。
これはその子の状況によって指導方法は様々です。
しかしながら、まずは片足立ちのために必要な運動発達の土台ができているか確認することは必要でしょう。
片足立ちより簡単な運動発達のステップは例えば以下のようなものがあります。
- 立つ
- 歩く
- 走る
- つま先で歩く
- 両足でぴょんと跳ぶ
- 階段を、足を交互に出して階段を上がれる
- くるっと回る
などです。
まとめ
子供の発達は個人差があるので、安易に比べても建設的ではありません。
一方で、子供の発達の目安を知っていると何かと参考になることもあります。
個人差はあるものの、
おおむね3歳頃には子供は片足立ちをできるようになってきます。
片足立ちのためにはある程度のバランス感覚が必要です。
くるっと回ったり、両足をそろえてジャンプしたり、そういった身体の使い方のバランスが整ってくることが必要になってきます。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧