小学2年生の家庭学習時間の目安
小学校2年生の家庭学習の時間の目安は、30分ほどと考えられます。
小学校2年生はかけ算など、自発的に練習して覚えないといけないことも増えていきます。
「やらされている」ではなく主体的に意欲を持って学習できる習慣を作っていきましょう。
解説
根拠
各地域の教育員会による「家庭学習の手引き」を見ると、小学校2年生の家庭学習時間は30分くらいを推奨しているところが比較的多いようです。
また、一般財団法人であるこども未来財団の調査によると、小学校2年生の「学校以外での学習時間」の平均は約50分でした。(ただしこの調査は水・木・土の週3日間が調査対象となっています)
小学校低学年はまず机に向かう習慣作りが求められます。
そして小学校中学年(3,4年生)では1時間弱ほどの家庭学習時間を求められることが多いです。
このため小学校2年生ではしっかり家庭学習の習慣をつけ、30分から1時間弱程度の学習を毎日行えると望ましいのではないでしょうか。
家庭学習における時間の目安について
勉強はその内容が大切ですが、習慣をつける意味では時間の目安があることも大切でしょう。
当然、勉強はダラダラ時間をかければ良いというものではなく、適した内容を適した集中力で行うことが望ましいです。
また塾や学童など生活スケジュールは家庭によって異なるので、「○○分」しないといけないと一律に決められるものではありません。
一方で、小学生は学習習慣を形成していく大切な時期でもあります。
「毎日○○分は机に向かう」といった習慣を作ることは、漫然と「勉強しなきゃ」と思うよりも目安がはっきりして取り組みやすいでしょう。
「学校から帰ってきたら」「おやつを食べたら」など、家庭学習のスケジュールを家族で協力して作ることが大切です。
学年別の家庭学習の時間
参考資料
『家庭学習の手引き』(西東京市教育委員会)2024年4月21日検索
『家庭学習の手引き』(岐阜県大垣市)2024年4月21日検索
小針誠(2002)『小・中学生の学業成績と学校外学習時間に関する一考察 社会階層を媒体として』(日本子ども社会学会)2024年4月21日検索
『子どもの生活時間に関する調査研究』(一般財団法人 こども未来財団)2024年4月21日検索