小学5年生の家庭学習時間の目安
小学校5年生の家庭学習の時間の目安は、50分~1時間くらいと考えられます。
一般的に高学年と言われる小学校5年生。
子供自身が宿題以外の学習も含め、自ら机に向かって1時間程度学習できる習慣をつけていきましょう。
解説
根拠
各地域の教育員会による「家庭学習の手引き」を見ると、小学校5年生の家庭学習時間は50分~1時間くらいを推奨しているところが比較的多いようです。
また、一般財団法人であるこども未来財団の調査によると、小学校5年生の「学校以外での学習時間」の平均は1時間9分でした。(ただしこの調査は水・木・土の週3日間が調査対象となっています)
ちなみにこの調査で小学校4年生の学習時間は1時間12分であり、4年生と5年生は大きな時間差がない、むしろ4年生のほうが長いです。
この背景には、高学年である小学校5年生の多忙さがあると考えられます。
小学5年生の家庭学習は、忙しさの中でも1時間前後の学習時間を確保できる「多忙さと学習の両立」がポイントと言えるでしょう。
家庭学習における時間の目安について
当然ながら家庭学習は「時間」よりもその「内容」が重要です。
ダラダラと時間だけかけるのではなく、適切な内容を集中して行うことが大切です。
より多忙になる小学校高学年ではこのタイムパフォーマンスの観点はより重要になってくるでしょう。
また、(例えば算数など)1問1問の難易度も上がり、ものによっては大人も考えさせられる問題も増えてくるでしょう。
このため「量」だけで家庭学習の質を見ることも難しくなっていきます。
学習の「時間」「量」「質」がきちんと伴っているか、親がきちんと見守りながら充実した学習を目指していきましょう。
学年別の家庭学習の時間
参考資料
『家庭学習の手引き』(西東京市教育委員会)2024年4月21日検索
『家庭学習の手引き』(岐阜県大垣市)2024年4月21日検索
小針誠(2002)『小・中学生の学業成績と学校外学習時間に関する一考察 社会階層を媒体として』(日本子ども社会学会)2024年4月21日検索
『子どもの生活時間に関する調査研究』(一般財団法人 こども未来財団)2024年4月21日検索