コミュニケーションの対象年齢考察

勝ち負けがわかるのは何歳から?|子供の発達 言葉とコミュニケーション

公開日:2020年12月2日


 
 

勝ち負けがわかるのは何歳から?

子供が勝ち負けをわかるのは何歳頃からでしょう?

例えばかけっこのルールを知っている子供が、他の子供達のかけっこを見たあと、「どっちが勝った?」と大人が聞いたら正しいほうを答えることができる。

「勝敗」という概念を理解できるのは何歳頃からなのでしょうか。

個人差はありますが、
勝ち負けがわかるのは3歳後半頃です。

 
 
 

勝敗の概念と子供の発達の解説

子供の発達を見る検査に、LCスケールというものがあります。

コミュニケーションも含めた言葉の発達全般を見ることができる言語検査の1つです。

上記によると、

子供が勝ち負けをわかるのは3歳後半頃であることがわかります。

ここで言う「勝ち負け」とは、冒頭のかけっこのようなごく簡単な勝敗です。

 
 
 

勝ち負けの概念の教え方

勝ち負けを理解するには、様々な比較概念を理解することが必要になってくると考えられます。

例えばかけっこであればどちらが「速いか」という判断ができなければいけません。

玉入れならどちらが「多く」玉をかごに入れたかでしょうし、じゃんけんならどちらの手が「強いか」ということになります。

野球やサッカーなどルールが複雑になると当然理解が難しくなるので、

まずはかけっこなどシンプルなものの勝敗を理解し徐々に複雑な勝敗を理解するようにしていきます。

実際にやってみるのもいいですが、

例えばミニチュアの人形などでシチュエーションを設定して、俯瞰して見ることができる状態で学習するといいでしょう。

 
 
 

おわりに

子供の発達には個人差がありますから、
あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。

実生活ではその子自身のペースを大切にしてあげましょう。

ちなみに勝敗がわかることと、その勝敗に感情が伴うことはまた別の問題と言えます。

勝敗を判断できることはルールの理解や言語の理解ですが、そこに感情が伴うにはコミュニケーション能力や感情理解の力が必要でしょう。

 
 
 

補足記事

 
 
 

参考資料

-コミュニケーションの対象年齢考察

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