育児・教育コラム

健診の問題は勉強していなくても解けるのか?

公開日:2018年4月8日

子供のできることや成長を見る機会として、1歳半健診3歳児健診があると思います。

いずれにおいても身体の健診だけでなく、物の名前を聞いたり質問に答えてもらうような内容があると思います。

1歳半健診や3歳児健診の内容は、絶対にできないといけないのでしょうか?
また、事前に勉強をさせておいたほうがいいのでしょうか?

 
 

 
 
 

健診の問題設定

健診でお子さんに聞かれる内容は、いずれもその年齢時期に自然と答えることができるような内容を聞かれます。

つまり、特に勉強をさせてからのぞまないといけない類ではないわけです。

また、1問答えられなかったからといって即刻なにか問題があるわけではありません。
 
 
 

健診のスタッフが見るところ

健診に限らず子供の発達を見る上で共通することですが、
目先の問題1問がわかるわからないはさして重要ではなく、お子さんの様子全体を見た総合的な判断を重視します。

つまり、例えば10問あって10問全部答えられないのはちょっと要観察ですが、10問あって1、2問答えられないことで不合格とかそういうことではないわけですね。
同様に、1個か2個しか質問されず、たまたまその1、2個を答えられなくてダメかと言えばそうでもない。問題が少なすぎる。

健診のスタッフは、質問の答えが正解か不正解かだけ見ているわけではありません。
質問をしながら子供の反応、視線の動き、耳の聞こえや目の使い方、健診の場での緊張感や状況を把握しているか否か。などなどいろんな側面を総合してお子さんを観察しています。

 
 
 

健診前にできること

じゃあ、親は事前に何かすべきなのか?

健診を受けるにあたって親が子供に「勉強させておかなくては」と意気込む必要はありません。ありのままでいいのです。

そうは言っても何かできることを知りたい。
そう思う人もいるでしょう。

健診だからというわけではないですが、
健全な生活を送ることが親が子供にとってできる大切なことです。
平凡だけれど、丁寧な生活を送ることが一番です。

規則正しい生活リズムをつける。
3食きちんと食べる。
適度に外で遊んで、適度に室内で遊ぶ。
絵本を読み聞かせてあげたり、散歩に一緒に出かけたり。
毎日の会話を大切にしたり。

そういった、当たり前だけれど多忙な日々の中で忘れがちなことを1つ1つ行う。子供と向き合う。そういったことが大切です。
 
 
 

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