近視は遺伝なのか?
近視は遺伝と環境両方が関係していると考えられています。
父母の両方が近視の場合、そうでない場合よりも子供が近視になる割合が高いという研究結果があります。
一方で、近くを見ることが多い生活習慣を送っていると、そうでない場合より近視になる割合が高いという研究結果もあります。
近視は遺伝と環境を双方が絡み合っています。
以下、近視の遺伝と環境要因について挙げていきます。
意義や具体例
強度の近視は遺伝の可能性
日本眼科医会によると、親に強度の近視が見られる場合、子供にも比較的早くから強い近視が生じる可能性があるようです。
この傾向は環境要因を差し引いても見られるようです。
もちろん強度の近視が必ず遺伝するというわけではないですが、弱い近視と比べると強い近視はより遺伝の可能性が見られます。
両親が近視の場合は遺伝の確率が上がる
冒頭に書いた通り、両親が近視の家庭はそうでない家庭と比べて近視の頻度が高いようです。
母親・父親共に近視の家庭は、生活習慣などを特に気を付けてあげる必要があるでしょう。
生活習慣も無関係ではない
近くを見ることが多い生活習慣は、近視の可能性を高めると考えられています。
近視は遺伝的要因も関係がありますがそれだけではなく、やはり環境要因も影響します。
そのため親が近視でなかったとしても、過度に目に負担のかかる生活はやはり避けたほうがいいでしょう。
参考資料
『学校保健統計調査-令和元年度(確定値)の結果の概要(2 調査結果の概要)』 (学校保健統計調査-結果の概要 文部科学省)2021年6月22日検索
『学校での視力検査』(大阪府眼科医会)2021年6月22日検索
『眼科学校保健 資料集』 (日本眼科医会) 2021年6月22日検索
『子供が近視といわれたら』(日本眼科医会)2021年6月22日検索
『視力の合格基準』(警視庁)2021年6月24日検索