視力低下は何歳まで?
一般的に子供は5歳前後で大人と同等の視力を有するようになっていきます。
その後に遺伝や環境要因により近視になる子が一定数現れます。
そして近視は20代後半頃まで見られると考えられています。
解説
子供の視覚機能の発達
上記の記事で詳しくとりあげていますが、子供の視覚機能はおおむね幼児期までに発達し、大人と同程度の視力を有するようになります。
そのため先天的な弱視や強度の近視、極端にテレビの視聴時間が長いなどの環境を除けば、5歳前後には視力が1.0以上ある状態が一般的です。
近視の進行
幼児期こそ1.0以上ある視力ですが、遺伝や環境要因により視力が変動してくる場合があります。
一般に小学校・中学校・高校と年齢が高くなるにつれて近視の人の割合は増えていきます。
学業やスマホの使用など、近い場所を見る機会が増えるという生活習慣も背景となっているでしょう。
さらに、成長期には体の発達に伴い眼軸長も伸びるため近視になりやすいという説もあります。
近視が進行しやすい時期
日本眼科医会によると、
近視の進行は一般的に20代後半まで見られると考えられています。
そのためこの時期は特に目に負担をかけない生活習慣を心がけていきたいものです。
ただし、近年はパソコンやスマホなど仕事でもプライベートでも目に負担のかかる生活をしている人が少なくありません。
成人以降でも極端な生活習慣は近視になるリスクがあるので気をつけましょう。
近視予防のための生活習慣
参考資料
『学校保健統計調査-令和元年度(確定値)の結果の概要(2 調査結果の概要)』 (学校保健統計調査-結果の概要 文部科学省)2021年6月22日検索
『学校での視力検査』(大阪府眼科医会)2021年6月22日検索
『眼科学校保健 資料集』 (日本眼科医会) 2021年6月22日検索
『子供が近視といわれたら』(日本眼科医会)2021年6月22日検索
『視力の合格基準』(警視庁)2021年6月24日検索