子育てと発達

切り替えが苦手な子の就寝時のルーティンはどう作ればいいか?

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切り替えが苦手な子の就寝時の習慣

 切り替えが苦手な子の就寝時のルーティンについて考えていきます。

 昨今は共働きの影響で家族の帰宅時間が遅くなり、またタブレットなどのスクリーンタイムの誘惑もあり子供の就寝時間が遅くなりがちだと思います。

 切り替えが苦手な子は、逆に言えば一度形成された習慣の変えにくさがあります。

 これを踏まえ、切り替えが苦手な子にはどのような点を配慮し規則正しい生活を促せばいいでしょうか。
 主には以下の2点に気をつけます。

  • 現在の習慣の延長線上に「望ましい習慣」を混ぜていく。
  • 「好ましくない行動」が習慣化しないように一貫した対応を取る。

 以下、具体的に見ていきます。

 
 
 

解説

日常の多忙さ

 子供が小学生になると夫婦でフルタイムで働いている家庭も少なくないかもしれません。
 また、昨今はインターネットで手軽に好きな動画が見られたりゲームができて、ついつい夜の時間が過ぎていきます。

 子供の就寝時間が遅くなりがちで、どのように早寝の促しと睡眠時間を確保するか悩む親も少なくないでしょう。

 親としては多忙な日常の中で、子供の日々のルーティンをどのように獲得するか。
 この点についてはおおむね「応用行動分析」の考えが役に立ちます。

 応用行動分析は人の行動を「増やす」「減らす」にはどうすればいいかを考える心理学です。
 これ自体について掘り下げると煩雑になりますので、以下でルーティンを改善する点に絞って考えていきます。

 
 

現在の習慣の延長線上に「望ましい習慣」を混ぜていく

 基本的に、切り替えが難しい子は急に新たな習慣を取り入れることは難しいでしょう。
 それに対する戸惑いや拒否感も大きいことが予想できます。

 このため、すでにある習慣に抱き合わせる形で新しい習慣を織り交ぜ、徐々に全体の軌道修正をしていきます。
 電車のレールを直角に敷くのではなく、緩やかなカーブで進行方向を変えていくイメージです。

 例えば、子供を早く布団に寝かせても、親がすぐ近くで起きて作業をしていれば子供も寝たいとはなかなか思えないでしょう。

 子供を早く寝かせる場合や、やはり家族全体・家全体が「寝る雰囲気」を作る必要があります。

 子供部屋にタブレットなどを持ち込まず電気を消して、隣の部屋から音が聞こえないようにする。
 あるいは親も一緒に寝る。(家事があるなら子供が寝てからにするか親が早起きをします)

 「早く寝なさい」と子供に責任を全て負わせるのではなく、自然に眠る環境を親が率先して設定し習慣形成を促します。

 
 

「好ましくない行動」が習慣化しないように一貫した対応を取る

 切り替えが難しいということは、一度ついてしまった習慣を取り去ることがが難しいということも意味しています。

 子供のルーティンを作る場合は、同じくらい「好ましくないルーティン」ができてしまわないよう、最善の注意を払いましょう。

 例えば寝る直前にテレビを見ると、光刺激で眼が冴えてしまうのはよく言われることです。

 テレビや動画を見せると子供が静かで親の家事ははかどるかもしれませんが、それに頼ると子供が動画ばかりになってしまいます。

 それはいずれ、強固な習慣となり親を悩ませることになるかもしれません。
 習慣ははじめが肝心であると、大変ですが早めに踏みとどまることが必要でしょう。

 
 
 

資料

『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧

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