吃音は会話の流暢性が障害された状態です。
吃音の症状には様々なものがあり、いくつかの種類に分類されます。
吃音の各症状をまとめます。
補足記事:吃音とは?
吃音者に限らず、誰しもが時として円滑に話せなかったり言葉につまることはあるでしょう。
会話を非流暢にする症状の中で、
吃音ではない人にはほとんど見られないのに吃音者にはよく見られる症状があります。
これらを吃音の中核症状と言います。
中核症状は吃音者固有の症状です。
中核症状に対して、吃音ではない人でも見られる症状を非流暢性の症状と言います。
吃音者によっては、これら非流暢性の症状が非吃音者より多かったりします。
言葉に詰まったり、音を繰り返したりするだけが吃音の症状ではありません。
プロソディーとは言葉のアクセントやイントネーションのことです。
これらが吃音にではしばしば不自然になったりします。
吃音歴が長くなってくると、どもらないように苦手な言葉を避けたりはずみをつけてしゃべろうとしたりします。
吃音における工夫は処世術的なポジティブな側面と、
苦手な言葉を言わずに本心を隠したりするネガティブな側面があります。
そのため工夫が良いか悪いかは状況によります。
大切なのは自分の言いたいことを吃音の有無に限らず言えることです。
吃音によって言葉が出にくいと、言葉をなんとか出そうと身体の動きが伴うことがあります。
これらを随伴症状と言います。
随伴症状はその出方により吃音の重症度の目安にもなります。
吃音は薬の服用やトレーニングで完全に治せるとは言い切れない症状です。
吃音はまだ治療法が現代では確立されていないのです。
ただし吃音を軽減させる方法はいくつかあるので最後にそれらを紹介したいと思います。