運動の対象年齢考察

子供が歩くのは何歳から?何歳までに歩ければ?~小児発達学より~

公開日:2019年1月4日

 
 

 
 
 

子供が歩くのは何歳から?

子供が歩くのは何歳頃からでしょう?

当然個人差はあるでしょうが、
子供が歩きはじめるのは1歳前後です。

以下、もう少し詳しく。
 
 
 

子供の初歩と発達

子供が歩く年齢

子供が何歳から歩くか、これは個人差があります。

とはいっても何か目安は欲しいものです。

子供の発達を見る検査で有名なものに遠城寺式乳幼児分析的発達検査というものがあります。

遠城寺式によると、
子供が自ら2~3歩くらい歩けるようになるのは1歳~1歳2カ月頃とされています。
 
 

何歳までに歩ければ大丈夫?

歩き始めは早い子もいれば遅い子もいますよね。

ある程度の時期のずれは「個人差」とみなされるでしょう。

けれど、発達が著しく遅れている場合は健診や保育園でいわゆる要観察になります。

では、どのくらいが「個人差」でどのくらいが「著しい遅れ」なのか?

これは難しい問題です。

なぜなら、他の分野の発達も絡んでくるからです。

例えば同じ歩けない子でも、言葉がどのくらい出ているか。
手先がどのくらい発達しているか。
離乳食の進み具合はどのようか。

そういった広い視野で子供の発達は見るものです。

とはいえ、何か目安は欲しいものですね。

例えば、幼児期の場合、発達が1年遅れていると要観察になりがちです。

先ほど歩き始めは1歳前後と述べました。

つまり、
2歳前後になっても歩けない場合は専門家に相談してみてもいいかもしれません。
 
 
 

子供が歩けるようになるには?

子供が歩けるようになるにはどうしたらいいでしょう。

発達心理学において「発達の最近接領域」という考え方があります。

難しすぎず簡単すぎず、ちょうど良いレベルが一番子供の発達を促すよね。という考え方です。

子供が歩くためには、歩くために必要となる発達の土台が必要です。

無理矢理歩かせてもしょうがないわけです。

大人は子供の興味を引き出しながら、発達の背中を押すことしかできません。

子供が歩くために前提になることを挙げていくと、

  • つかまって膝立ち
  • つかまり立ちをする
  • つたい歩きをする
  • 一人で数秒間立つ
  • 立った状態で手を上げたりできる


などがあります。
 
 
 

まとめ

子供が歩くのは何歳頃からでしょう?

子供が歩きはじめるのはおおむね1歳前後です。

あせる必要はないですが、1歳半ばまで数歩歩けるかが1つの目安になるでしょう。

歩行にせよなんにせよ、子供の発達は土台があってこそ成り立ちます。

歩くことに関して言えば、つかまり立ちや一人で立つことができてはじめて歩行に発展していきます。

その子その子の発達の現状を見て、無理のないステップで背中を押してあげる「促し」の姿勢が大切です。

また、子供の発達は個人差がつきものです。

気になることがあったら、一人で悩まず周囲にまずは相談するこも育児には大切でしょう。
 
 
 

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参考資料

-運動の対象年齢考察

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