子供が発達障害かネットで調べたいとき
自分の子供が発達障害かネットで調べたいときは、できるだけ科学的根拠がある・信頼性のある情報にたどり着けるかが重要です。
「科学的根拠」を「エビデンス」と言います。
発達障害の分野に関わらず、医療では「エビデンス」が非常に重要です。
ネットには様々な情報がありますから、ネットで「自分の子供は発達障害なのか?」といった難しい問題を調べたいときは、閲覧している情報の出典や根拠を見るようにします。
信頼性のあるチェックリストとしては、「M-CHAT」や「ASQ」などが候補に挙がるかと思います。
エビデンスの重要性
ネットで何か情報を調べるときは、その情報のソースはなんなのかを見るように心がけると有意義な情報収集ができます。
ネットには様々な情報があります。
科学的な根拠があるものもあれば、ないものもあります。
きちんと調査した客観的な情報もあれば、個人の感想でしかない情報もあります。
客観的な事実が偉くて、個人の感想が偉くないといった話ではなく、
個人の感想を普遍的な事実のようにとらえてはいけないということです。
その情報の性質を理解しなければ、情報を適切に活用できないということです。
そのためネットで情報収集する際は、その情報を出典や根拠を見るようにします。
発達障害児のチェックリスト
発達障害のチェックリストとしては、
2歳前後であれば「M-CHAT」、
4~6歳くらいの幼児期であれば「ASQ」が比較的有用と考えられます。
「自分の子供は発達障害なのか」と疑問に思いネットで調べて、よく目に触れるのはチェックリストではないでしょうか。
つまり発達障害特有の症状についてリストがあって、それに自分の子供が該当するか否かを見るわけです。
こういったチェックリストを用いる場合、個人の感想ではなくきちんとした研究を基に作成されたものを使用するほうが有意義と思います。
各項目をきちんと研究・検証し統計処理されたチェックリストであれば、客観的な評価ができます。
そういったチェックリストは様々ありますが、その中でもネットで無料で閲覧できるものの一例が「M-CHAT」や「ASQ」です。
「M-CHAT」や「ASQ」の実際
「M-CHAT」や「ASQ」についての詳細は以下をご参照ください。
どちらも作成における研究課程があるので、それらを踏まえた上でチェックリストを使うとより理解が深まると思います。
また、こういったチェックリストの類はその子を100%の確率で診断できるものではありません。
あくまで医師が診断を行う上での参考情報の1つです。
しかしこういったチェックリストを上手に活用することは、子供の現状を客観的に把握することにつながると思います。