育児・教育コラム

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子供の学力は遺伝するのか?するなら何割が遺伝?

公開日:2019年9月20日


 
 

子供の学力は遺伝するのか?

子供の学力は遺伝によって左右されるのでしょうか?

「生まれ持った資質で子供の学力が左右されてしまう」と聞くと身も蓋もないような気がしますが、実際のところどうなのでしょう。

教育学や行動遺伝学の研究によると、
子供の学力の3~4割は遺伝による影響だそうです。

以下、今日は子供の学力をそれに影響を与える要因についてです。

 
 
 

子供の学力に影響を与えるもの

行動遺伝学の専門家である九州大学の山形准教授、教育経済学が専門の中室氏の研究によると、

中学3年生時点の子供の学力は、
約35%が遺伝、約34%が家庭環境、約30%がその他

の影響を受けているとされています。

つまり、子供の学力は遺伝や家庭環境など、本人ではどうしようもない要因が6~7割くらい占めるわけですね。

 
 
 

親の年収で子供の学歴が決まる?

同様の研究によると、

子供の教育年数、つまり学歴は
約27%が遺伝、約47%家庭環境、26%がその他
の影響を受けるようです。

さらに社会に出たときの所得は
約30%が遺伝、約40%が家庭環境、約29%がその他
の影響を受けるようです。

こうして見ると、家庭環境ってすごく大きな要因ですね。

別の話ですが、
東大の学生の家の世帯年収の平均は1000万円以上で、一般的な日本の世帯年収とは明らかに異なります。

統計だけみれば、やはり経済的に豊かな家庭環境は勉強にも有利なのでしょうか・・・

 
 
 

おわりに

子供の学力は遺伝によって左右されるのでしょうか?

教育学や行動遺伝学の研究によると、
中学3年生時点の子供の学力は、
約35%が遺伝、約34%が家庭環境、約30%がその他

の影響を受けているとされています。

同様に、子供の教育年数、つまり学歴は
約27%が遺伝、約47%家庭環境、26%がその他
の影響を受けるようです。

なかなか身も蓋もない統計結果ですね。

しかし逆に考えると、遺伝が100%ではないということですね。

家庭環境という親の働きかけと、学校の環境や本人の心構えなどを足し合わせれば、その影響は遺伝よりも割合的に多いことが考えられますね。

 
 
 

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参考資料

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