救急対応

下痢をしたときの対応方法|子供を病院へ連れて行くかの目安

公開日:2020年8月21日

公的機関の医療情報を参考に、子供の病気や怪我について家庭でできることや対応方法をまとめます。
 
 


 
 

子供が下痢をしたとき

家で様子を見る場合

以下のような場合は
家で様子を見ながら、必要があれば病院の診察時間に合わせて診察を受けましょう。

  • 下痢の回数が1日5回以内
  • おしっこが普段と変わりなく出ている
  • 機嫌は良い
  • 熱がない

 
 

すぐに病院に行ったほうがいい場合

以下のような場合は
すぐに病院に連れて行ったり電話相談をしたりして専門家の判断を仰ぎましょう。

  • 下痢の回数が1日6回以上であり多い
  • 脱水症状がある
  • 高熱や嘔吐、強い腹痛を伴う
  • 便に血が混じっている
  • おしっこの量が少ない

 
 
 

症状の見方やポイント

下痢はお腹にウイルスや細菌が入ったために起こります。

下痢はウイルスや細菌を外に出すための体の反応でもあります。

そのため
下痢を無理の止めないことも大切な治療の1つです。

脱水症状など重篤な状況を避けつつ、適度に排便し悪いウイルスを体外に出していきます。

下痢を無理の止めすぎるとかえって体内にウイルスが増えてしまう場合もあるので注意が必要です。

 
 
 

家での対応方法

オムツなどに関してはビニール袋などに入れて処理をします。

感染症予防のためです。

またオムツなどのかぶれにも注意しましょう。

下痢のときは便の状態を把握することで後の診察に役立ちます。

平常時と比べた形状やにおい、1日の回数などを把握しておきます。

また、下痢に伴い発熱や発疹がないかも観察しておきます。

無理のない範囲で、水分はこまめに摂りましょう。

お腹を休めるためにも、固形物の摂取はある程度下痢が回復に向かいだしてからにします。

過熱した炭水化物など(うどんやおかゆ)が食べ始めには適しています。

ただし量は少なめから始めましょう。

下痢はお腹を休めることが大切ですが、母乳は続けても大丈夫です。

しかし1回の量は少なくし、少量頻回で摂取します。

 
 
 

おわりに

唇や舌が乾いている、
顔色が悪い、
眼球がくぼんで目がとろんとしている
などは脱水症状かもしれません。

おしっこが半日以上出なかったり色が濃かったり、泣いても涙が出ない場合なども同様です。

脱水症状の場合は早めに病院に行きましょう。

 
 
 

補足記事

 
 
 

参考資料

『もしものときの救急車の利用法』(政府広報オンライン)2020年7月9日検索

『子供の救急対応マニュアル』(医療ネットみえ)2020年7月9日検索

『子供の急病対応』(広域災害救急医療情報システム)2020年7月9日検索

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