言葉の発達と教え方 読み書き

ひらがなの教え方~子供の平仮名の覚え方と読み書きの練習の仕方~

公開日:2019年2月3日

 
 


 
 

子供への平仮名の教え方


子供に平仮名を教える場合、「読む」「書く」をそれぞれ分けて考えた方がいいです。

「読める」から「書ける」とは限りませんし、「書ける」から「読める」とも限らないからです。

一般に文字の読み書きは5歳前後くらいからできるようになってきますが、「歩く」とか「しゃべる」と違って個人差が出やすい能力でもあります。

「読む」に関しては1文字ずつ読み方を教えることも大切ですが、
「平仮名を読む練習」にはしりとりなどの「言葉遊び」や手遊び歌など「言葉を音で区切る遊び」が有意義です。

「書く」ことも同様で1文字ずつ書く練習だけでなく、
「平仮名を書く練習」には図形を書いたりお絵描きをすることが有意義です。
 
 
 

平仮名を読む練習


「平仮名を読む」とは文字の「あ」をみて「あ」とわかって声に出せることですね。

「あ」を見れば「あ」とわかり、
「い」を見れば「い」とわかり、
「す」を見れば「す」とわかる。
そして「あいす」を見れば冷たくて甘い「アイス」のことだとわかる。

「平仮名が読める」ということは、1文字1文字が単に読めるだけでなく、てそれらを組み合わせて作った単語の意味がわかることが重要ですね。

こういった単語を読める力は5歳頃から見についてきます。

単語を読めるためには、1文字1文字を読めるだけでなく、それらを組み合わせたり分解したりする「音と文字の感覚」が必要です。

こういった「音と文字の感覚」を「音韻意識(おんいんいしき)」と言います。

「音韻意識」はしりとりなどの「言葉遊び」や手遊び歌など「言葉を音で区切る遊び」で促されます。
 
 
 

平仮名を書く練習


平仮名とは複雑な図形と考えることもできます。

四角や丸など簡単な図形より、「あ」や「む」などの文字の方が形として複雑なことは想像に難くありません。

平仮名を書くには、丸や四角など基本的な図形を書ける程度の手先の器用さと目の力が必要です。

平仮名を書く練習をするのであれば、その土台として
丸や四角、三角や菱形などを見本を見ながら書ける筆記能力があると有意義です。

ゆえに、文字を練習する前段階として、図形を使ったお絵描きなどは大切です。
 
 
 

まとめ

子供に平仮名を教える場合、「読む」「書く」をそれぞれ分けて考えた方がいいです。

個人差はありますが、一般に文字の読み書きは5歳前後くらいからできるようになってきます。

「平仮名が読める」ということは、1文字1文字が単に読めるだけでなく、てそれらを組み合わせて作った単語の意味がわかることが重要です。

そのためには、言葉遊びや手遊びで言葉を音で区切る感覚を養っていきます。

一方、
平仮名を書くには、丸や四角など基本的な図形を書くことを通して、手先の器用さや目の力を養っていきます。
 
 
 

その他の記事

 
 
 

参考資料

-言葉の発達と教え方, 読み書き

テキストのコピーはできません。