子供の不安障害に関する治療の選択肢
子供の不安障害へのアプローチを考える場合、認知行動療法(CBT)が選択肢として挙がるでしょう。
概要としては段階的に不安な状況をあえて入れながら、セルフコントロールの力を促します。
エビデンス(科学的根拠)を踏まえれば、児童期の不安障害は基本的には薬物療法ではなく認知行動療法を検討することが介入としては有意義でしょう。
解説
児童の不安障害の治療法
日本認知・行動療法学会の論文によると、児童期の不安障害について薬物療法の効果は(強迫障害など一部を除き)確立されていない現状が指摘されています。
これに対し、比較的有効性が確認されているのが認知行動療法(CBT)です。
不安障害に対する認知行動療法では、本人のセルフコントロールの力を促します。
つまり不安な場面に対して自分で対処できる方法や考え方を学んでもらいます。
ポイントとしては、段階を踏まえながらエクスポージャーを組み込んでいきます。
つまり暴露療法を取り入れたものであり、専門家の指導の下で少しずつ不安を感じる場面をあえて経験・想定し、対応できる範囲を広げていきます。
認知行動療法の流れ
- リラクセーション
- コーピング認知の獲得
- 問題解決
- モデリング
- 随伴性マネジメント
- イメージ・現実場面でのエクスポージャー
児童の不安障害に対する認知行動療法の流れの例としては上記のようなものが考えられます。
概要としては不安に対する考え方を学びながら、徐々に不安に暴露していきます。単に不安な場面を経験すればいいという話ではないことに注意が必要です。
次のページにて、より具体的な介入の流れを見ていきます。
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参考資料
石川信一、坂野雄二(2004)『児童期の不安障害に対する認知行動療法の展望(展望)』(一般社団法人 日本認知・行動療法学会)2026年9月9日閲覧
石川 信一(2017)『日本における子どもの不安症に対する認知行動療法』(日本不安症学会)2026年9月9日閲覧


