公的機関の医療情報を参考に、子供の病気や怪我について家庭でできることや対応方法をまとめます。
【目次】 [close]
子供のお腹が痛いときの判断基準
家で様子を見る場合
以下のような場合は
家で様子を見ながら、必要があれば病院の診察時間に合わせて診察を受けましょう。
- すぐに軽くなり、我慢できる程度の痛み
- 排便に伴い痛みが緩和される
- 全身状態が良い
すぐに病院に行ったほうがいい場合
以下のような場合は
すぐに病院に連れて行ったり電話相談をしたりして専門家の判断を仰ぎましょう。
- お腹をかがめるほどの痛み
- 便に血液が混じっている
- 下痢や嘔吐を伴う
- ぐったりしている。泣いてばかりいる
- お腹を触ると痛がる
症状の見方やポイント
腹痛の原因は様々なので、状況をよく観察しておくことで診察をする際の情報になります。
具体的には痛がり方や時間、部位などがポイントになります。
腹痛の部位が一定の部位なのかどうかを見ておきましょう。
また腹痛以外の症状(熱や吐き気、下痢など)の有無もチェックしておきましょう。
家での対応方法
排便で痛みが止まることもあるので、
まずはトイレに行かせてみましょう。
そして痛みが止まるようなら水分も少し飲ませてみます。
虫垂炎や胃腸炎などの場合は炎症を悪化させるので、
原因がはっきりわからない段階では過度にお腹を温めないようにしましょう。
市販の浣腸が家にある場合はそれを使ってもよいでしょう。
ただし用法・容量を守り、使い過ぎに注意します。
おわりに
一般的には
お腹の左上から下の方を痛がるときは便秘、
右下の方を痛がるときは虫垂炎などの可能性があります。
最終的には医師の判断になるでしょうが、
家庭でも触診や全身状態の確認は有意義でしょう。
補足記事
参考資料
『もしものときの救急車の利用法』(政府広報オンライン)2020年7月9日検索
『子供の救急対応マニュアル』(医療ネットみえ)2020年7月9日検索
『子供の急病対応』(広域災害救急医療情報システム)2020年7月9日検索