子育ての悩み(発達相談) 構音の解説

子供の滑舌(発音)が悪いとき・遅いとき|子育ての悩みと発達相談

公開日:2020年11月1日

 
 


 
 

子供の滑舌(発音)が悪いとき

子供の発音が気になる場合はどうしたらいいのでしょう。

例えば「さかな(魚)」が「ちゃかな」などになる場合です。

子供の発音ついて気になる場合、適齢期であれば練習を行うと有意義です。

この「適齢期である」という点が大切です。

発音練習は早すぎても遅すぎても十分な効果を得られません。

どんな練習をするかも大事ですが、どんな時期に練習をするかという見極めも非常に大切になってきます。

 
 
 

発音練習の適齢期

一般的に、子供の発音は4~5歳の時期に完成すると考えられています。

つまり保育園の年中さんないし年長さん頃には、日本語に必要な発音が一通り完成します。

この4~5歳頃に、著しく発音の獲得が遅れている場合は練習を行うと有意義です。

具体的にはサ行やカ行の音など特定の音が言えないまま癖づいている状況や、

全体的にもごもごとしていて依然として不明瞭であるといった状況などです。

ただし、発音の練習をする場合は、土台となる言語能力が伴っていることが必要になります。

つまり、発音がうまくできていない背景が、

言葉が全体として遅れているからなのか、

全体の言葉の発達は良好だけれど発音だけが遅れているのかによります。

前者は全体的な言語学習が必要ですし、後者は発音のトレーニングだけで改善する場合があります。

 
 
 

練習のための場所や相談窓口

発音について気になる場合は、保育園や小児科、市の発達相談など専門家に一度相談してみるのがいいでしょう。

発音の練習は医学的には「構音訓練(こうおんくんれん)」と言われます。

構音訓練の専門家は、言葉のリハビリを行う「言語聴覚士」が一般的です。

そのため子供の発音については医師と言語聴覚士の指導が最もスタンダードとなるでしょう。

発音の練習は専門家に行ってもらう場合もありますし、やり方を教えてもらったあとは、家で学習や復習をしてもいいかもしれません。

このあたりの判断や練習の有無・量はその子の状況によります。

 
 
 

おわりに

以下に、発音練習の手技を簡単にまとめます。

音によってそれぞれ適齢期は異なります。

 
 
 

補足記事

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