育児・教育コラム

子供のお小遣いの相場はいくらくらい?~1万人規模の調査を参考に~

公開日:2018年9月29日

 
 

 
 
 

1. 子供のお小遣いの相場

子供にお小遣いって、月いくらくらいあげたらいいのでしょう?

子供達のお小遣いの相場をみると、以下のようになっています。

小学生:500円
中学生:1000円
高校生:5000円

以下、もう少し詳しく見ていきます。
 
 
 

2. 年齢や家庭での金額の差

子供のお小遣いの相場はいくらくらいなのでしょう?

金融に関する様々な調査をしている、日本銀行を中心に組織された金融広報中央委員会というものがあります。

金融広報中央委員会による「子どものくらしとお金に関する調査」という資料によると、子供のお小遣いの相場は以下のようになっています。

【小学校低学年】
最頻値:500円
中央値:500円
平均値:1004円

【小学校中学年】
最頻値:500円
中央値:500円
平均値:864円

【小学校高学年】
最頻値:500円
中央値:1000円
平均値:1085円

【中学生】
最頻値:1000円
中央値:2000円
平均値:2536円

【高校生】
最頻値:5000円
中央値:5000円
平均値:5114円

 
 
 

3. 各金額から考えられること

最頻値は最も回答数が多かった金額です。

中央値は回答された金額の中で、低い金額から高い金額までを並べたときにちょうど真ん中にくる金額です。

平均値は回答の合計を人数で割ったものです。
 
 
一般に、値の相場を見るときは平均値を使いますが、値にばらつきがあると実情を反映しないことがあります。

つまり、ものすごい桁はずれのお金持ちが1人いただけで全体の平均値はけっこう変わってしまいます。

だから値にばらつきがある場合、平均値ではなく中央値を使う場合があります。

平均値と中央値の差が大きい場合、最頻値を参考にすることもあります。

ただし最頻値はある程度調査対象となる母数が大きくないと有用ではありません。

「子どものくらしとお金に関する調査」は小・中・高学校ともに1万人以上を対象にした比較的規模大きい調査なので最頻値も参考になると考えられます。
 
 
子供のお小遣いの相場を見ると、

小学校では家庭によって金額に差があります。

中学生では金額の差がさらに大きくなります。

高校生になるとお小遣いの相場が安定していきます。
 
 
 

4. まとめ

子供のお小遣いの相場はいくらくらいなのでしょう?

子供のお小遣いは金額が
小学校では家庭によってばらつきがあり、
中学校では金額が上がるぶんそのばらつきが大きくなり、
高校では逆にどの家庭でももらっている学が大して変わらなくなる傾向があります。

各時期でのお小遣いの相場としては、

小学校:500円~1000円
中学校:1000円~2000円
高校:5000円前後

といった感じです。
 
 
 

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6. 参考資料

『子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度調査 』(知るぽると 金融広報中央委員会)2018年8月10日検索

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