救急車を呼ぶかどうかの判断の仕方
子供が以下のような症状の場合、救急車を呼んでもいいでしょう。
- 唇の色が紫色で明らかに顔色が悪い
- 頭を痛がり痙攣がある
- 頭を強くぶつけ出血が止まらない
- 意識がない
- 激しい咳、ゼーゼーとした呼吸で息苦しそう
- 呼吸が弱い
- 激しい下痢や嘔吐。
食欲がなく水分が取れず意識がはっきりしない - 激しいおなかの痛みで苦しんでいる
- 嘔吐が止まらない
- 血が混じった便が出る
- 手足が硬直している
判断基準の根拠
子供の体調不良は親としては非常に心配であり、一刻も早く対応したいものです。
一方で、昨今は過剰な救急車の呼び出しが社会問題にもなっています。
そのため子供は心配ですが「救急車を呼んでいいものか」と二の足を踏んでしまうことも少なくありません。
内閣府大臣官房政府広報室が運営する「政府広報オンライン」によると、子供が上記のような症状に該当する場合は救急車の利用を考えていいようです。
救急車を呼ぶか迷うときに具体的にできること
子供の状態が冒頭の症状に該当してもしなくても、本当に救急車を呼ぶべきか呼ばないべきか判断に迷ることもあるかもしれません。
そういったときは電話相談やウェブサービスを利用するのも1つの方法でしょう。
などがあります。(いずれも省庁のウェブページへの外部リンクです。)
おわりに(そのほか事故に伴う症状)
子供の症状は様々ですので、最終的には専門家に相談しながら慎重な判断を行いたいものです。
最後に、事故などを含めた救急車を呼ぶに該当しそうな症状を追記します。
- 意識がない(返事がない)・おかしい・もうろうとしている
- 虫に刺されて全身にじんましんが出ている。
顔色が悪くなっている。
- 痙攣が止まらない
- 痙攣が止まっても意識がない
- 痛みがひどいやけど
- 広範囲のやけど
- 物を喉に詰まらせ、呼吸が苦しい・意識がない
- 強い衝撃の交通事故
- 水に溺れている
- 高い所から落ちた
- (生まれて3か月未満の乳児であれば)いつもと様子が違い何かおかしい
補足記事
参考資料
『もしものときの救急車の利用法』(政府広報オンライン)2020年7月9日検索
『子供の救急対応マニュアル』(医療ネットみえ)2020年7月9日検索
『子供の急病対応』(広域災害救急医療情報システム)2020年7月9日検索